壁の補修 その3

屋根・外壁塗装といっても「なんとなくきれいにしたい」と「建物の状況によって最適の塗料できれいにしたい」とでは塗り替え当初はどちらもきれいでもその後が大きく変わってきます。

塗料を選ぶ際の予備知識として、知っておくと参考になる話をご紹介いたします。

壁のよくあるトラブル『ひび割れが多い時』

前回は「ひび割れ」でした。

今回ご紹介するのは、「ひび割れが多すぎる」時の補修です。

ひび割れはひとつずつ補修をしていきますが、量が多すぎると補修に手間がかかり、塗装後もひび割れが増える可能性があります。

ひび割れの原因は塗装工事では直らないため、壁全体にひび割れ対策となる塗料の膜を作って、ひび割れに対応するのが今回ご紹介する方法です。

ひびが多い

枝分かれしながら様々な方向に割れているひび割れがあります。

これは壁が色々な方向から圧力がかかり出来てしまうものです。

「一直線のひび」はその部分が一番弱いところなので、「ひび」そのものへの対応ですみます。

しかし「枝分かれしていくひび」はその周辺の壁全体に圧力がかかります。

そのため、「前のひび割れ」だけでなく、「新しいひび割れ」を起こして増えることが予想されます。

 

塗料の厚塗り

この補修方法のひとつに、塗料の「厚塗り」があります。

これは下塗りを1回増やして、下塗り専用塗料を2回、上塗り専用塗料を通常通り使うことで、塗料の膜の厚みを増やす方法です。

壁がひび割れた時は、その上に塗装してある塗料の膜が引っ張られて裂けてします。

膜の厚みを分厚くすることで、この裂ける力に対抗します。

実際の厚みは使用塗料により異なります。

      通常の(A)3回塗り   (B)厚塗り    (C)マスチックの塗り重ね

 

マスチック

もうひとつが、分厚い塗膜が作れるように砂骨(マスチック)ローラーを使う「マスチック」です。

このローラーはスポンジの穴が大きいため、たくさんの塗料を含ませて、一箇所にたくさんつけることができます。

元々の模様は見えなくなり、デコボコした模様に変わります。

壁がひび割れて上の塗料を引っ張る時に、ゴムのように伸びて破れにくくできる「弾性塗料」を使用することもあります。

 

費用と効果

マスチックは厚塗りに比べると、より厚く塗るために塗料の量が多くなります。

ローラーも専用品で使い回しができず、どうしても費用が高くなります。

ですが、その分ひび割れを抑える効果も高くなります。

ひび割れの起こる量や予算と相談しながら、どのやり方にするか、使い分けていくことが重要です。

 

 

ほとんどのお客様のところで大なり小なりひび割れがあるものですが、厚塗りやマスチックを行いたいほどひびが多いのは工事をする70~100軒に1回くらい。

特に古いお家に多いというわけでもなく、建物の造り(負荷のかかる作り)やご近所さん(土地の影響・建設業者が同じ等)も同じ状況なことがあります。

建物の造りや土地柄等、塗装工事では根本的に直せないものが原因なので、再発してしまうことがあります。(渡辺)

 

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投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。