壁の模様が変わる?

外壁の模様は変えられるのか?についてお話します。

塗装をすると『壁の模様』が変わる?

外壁の色を相談する時に「塗り見本の板」を作るという説明をします。

その時にお客様からよく出る言葉に「模様も変わると思った!」ということがあります。

外壁の種類と塗料・作業内容によって「模様は変わらない」「模様が変わる」「模様を変えることができる」の3つに分かれます。

 

クリア塗装

サイディング外壁で使用するクリアは透明な塗料です。

サイディング外壁の元々の模様が透けて見えますので「模様は変わらない」塗装です。

ただし、クリア塗装は艶がある塗料なので、ツヤツヤピカピカになります。

ツヤを減らすことも可能です。

また、模様以外も見えるため「壁の劣化が少ない状態」でないと使用できません。

 

単色塗装

サイディングに使用する塗料はクリア以外は、主に1色で塗りつぶす単色の塗装になります。

この塗装では、木目調やタイル風の色の変化が塗りつぶされて単調な1色になります。

ただし、表面の凹凸は残るのでその影が薄っすらと模様に見えることもあります。

こちらは下地の色が透けて見えることはありません。

 

模様を変える

モルタル外壁は表面の凹凸が模様になります。

塗装をすると、表面の凹凸が塗料で埋まり少しだけなだらかになりますが、模様はそのままで違う模様に変化はしません

そのため「模様を変えたい」場合は、最初に左官屋さんがモルタルを塗って模様を消した上に、新しい模様を作ることになります。

 

「模様を変えるつもりはない」場合でも、模様が変わることがあります。

壁の劣化で表面がはがれた、ひび割れ補修に効果のある下地を厚く塗った等、

様々な理由で元々の模様がなくなることがあります。

部分的に平らなままでは見栄えが気になる場合、新たに模様をつけることになります。

左官屋さんが模様をつける以外にも、模様が作れる専用のローラーや吹付作業で模様をつけることもできます。

元々の模様に合わせて全く同じ模様は作れないので、費用と相談しながら模様を決めていきます。

 

補修で凹みを直す場合、凹んだ部分だけを塗装して「周りと全く同じ高さ・同じ模様・同じ色にできる」と思われることがありますが、全く同じ見た目に直す技は「リペア」と言います。

数回見たことがありまして、数時間かけて数cm四方の凹みを埋めて、周りの模様に合わせて小さな絵筆で丁寧に模様を書いていました。

補修というよりアート作品を作っているようで、外壁塗装の補修とは全く違う技術だと感じました。(渡辺)

 

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投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。