外壁塗装の足場にメッシュシートは必要?
メッシュシートはなぜ必要かなの?
外壁塗装の足場に張ってあるメッシュシート。
何のために必要なのでしょうか?
主に「色々なモノが落ちないため」なのですが、どんなモノが落ちてしまう可能性が有るのかをまとめてみました。
作業員の落下防止
一番の理由がこれでしょう。
足場の上から人が落ちてしまえば命に関わります。
安全第一で工事を行うには、このメッシュシートが不可欠になります。
たまに、予算の都合でしょうか、足場の一部にメッシュシートが掛かっていない現場を見かける事があります。
そういった安全に不注意な業者さんでは良い工事も出来ないかと余計な心配をしてしまいます。
塗料の飛散防止
外壁塗装工事であれば、塗料の飛散が人命の次に心配です。
塗料は気を付けていても飛散してしまいます。
お隣の家や特に車に飛び散ってしまえば大変です。
吹き付け(スプレー)であれば当然ですが、ローラーで塗っても回転しているうちに跳ね返って自分の身体や顔にも飛び散ってきます。
(上手に塗れば、跳ね返りは少なくなりますが、経験が無かったり下手な職人の場合は跳ね返りが多いものです)
また、刷毛で塗っても垂れてしまったりしますので、いずれにしても防御しなければなりません。
ゴミ・道具・材料の飛散/落下防止
工事では色々な物が飛び散ってしまいます。
その中には下記のものが含まれます
ゴミの飛散防止
外壁塗装で使うビニール養生について乾いたペンキが剥がれてパラパラと落ちてしまう時があります。
そんな塗料のゴミがメッシュシートがあれば、ご近隣に飛び散ってしまう事がありません。
大工さんであればノコギリで切った切り屑などがあります。
道具の落下防止
外壁塗装の職人は刷毛やローラーだけでなく、ケレン道具や養生用具など塗装以外の作業の時には色々な道具を持ち歩きます。
特によく使う「カワスキ」等は先が尖っているので、落としたら危険です。
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材料の落下防止
外壁塗装でペンキを落としてしまう事は有ってはいけない事ですが、どの職人も1回は経験があるでしょう。
(恥ずかしながら私も1回現場で転んでしまい、ペンキを撒き散らしてしまった事があります…)
リフォーム全般で落としがちな材料は、材木や板金材・雨樋などでしょうか。
足場の上に何本かまとめて持って上がって連続して作業を行いたいのですが、不安定な場所に置いたりすれば落ちてしまう事も有ります。
(メッシュシートなので、中を通る風で飛ばされる事も有ります)
高圧洗浄の時の水しぶきの飛散防止
外壁塗装工事の際には必ず高圧洗浄から始まります。
洗浄するとどうしても水しぶきが飛びますので、メッシュシートが無ければその水が全てご近隣に舞ってしまいます。
メッシュシートがあれば、飛散してしまう水も1/10程度には軽減されます。
まとめ
いかがでしょうか。
こうやってまとめてみると、メッシュシートにも下記のように色々な働きや効果がありました。
- 作業員の落下防止
- 塗料の飛散防止
- ゴミ・道具・材料の落下防止
- 高圧洗浄の時の水しぶきの飛散防止
メッシュシートは足場を組んで作業を行う私達には無くてはならない存在なのです。
投稿者プロフィール
- 花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。
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