補修工事前後

多くの工事が塗装のみで終わる一方、大工工事や板金での補修工事を行うことがあります。

最初と全く同じ仕上がりで出来上がるものもあれば、見た目が変わってしまうことも・・・。

補修するとどう変わる?

今回は工事別に、補修工事前後の見た目の変化をご紹介します。

軒裏交換

ベランダや玄関の天井部分で雨染みができたり、はがれたり、外れて落ちることがあります。

状態が悪くなければそのまま塗装で終わることもあります。

雨染みと浮きのある軒裏

下地が腐っていました

 

下地が怪しい場合は一度はがして、下地交換をした上で張り替えを行うこともあります。

天井部分をすべて交換する場合は、継ぎ目ができないのでキレイな仕上がりになります。

張替えでキレイになりました。

 

玄関天井交換

部分的な交換の場合、塗装でできるだけ近い色に近づけますが、

表面の凹凸や模様が違った場合、補修した場所としなかった場所の違いが目立ちます。

玄関天井部のはがれ

凹凸が変わりました

 

新築から10年以上経過すると、どうしても「廃盤」や「仕様変更」 により全く同じものが手に入らず、少し違う仕上がりになってしまうのです。

 

外壁の補修

外壁で多い補修は、ヒビ割れやはがれの補修です。

はがれのまま塗装

ヒビの盛り上げ補修

 

ヒビ割れは塗料やコーキングで埋める、はがれは取り除いてそのまま塗装すること多いです。

はがれた部分は隙間を接着できないので1度はがしてから塗装します。

そのためはがしたところが少し凹んだ仕上がりになります。

ヒビ割れ補修はヒビにどのくらい補修材をいれるかで見た目が変わります。

大きなヒビは、再発防止に補修材の量を増やそうとわざと盛り上げることもあります。

 

壁作りは左官屋さん

板金で覆いました

 

大きな問題となるのは、

①外壁の下地から傷んでいて外壁を一度撤去する必要がある場合

②はがれが大きい場合

この2つは外壁の補修範囲が広くなり、塗装だけでは直せません。

以前は外壁の表面を左官屋さんが作り直していましたが、最近は作業できる左官屋さんが少なくなりました。

そのため、板金屋さんがモルタルの代わりに板金で覆うこともあります。

 

工事開始前から調子の悪い部分が分かっていても、実際に作業してみないとどこまで直す必要があるのか分からないことがよくあります。

例えば、天井部分の雨染みの場所を開けてみると、水が侵入してくる場所が遠く、予想以上に腐っている範囲が広かったということもあります。

意外に傷んでなかったということもあります。作業内容・費用・日程も工事が始まってから決まるので、悩ましいことの多い工事です。(渡辺)

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投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。