雑学・考察・豆知識

2018年10月20日 / 最終更新日 : 2019年2月21日高橋良一雑学・考察・豆知識

網戸の不具合原因と網の交換

網戸とは

網戸とは、ハエや蚊などが入らないように網を張ってある換気用の建具。

通常のサッシ窓の外側に取り付けるタイプが一般的です。

その他に勝手口ドアに取り付ける開き戸タイプや、玄関等の内側に取りつける伸縮タイプなど、防虫+換気の要望に応える様々なタイプがあります。

網の素材の多くはポリプロピレンですが、日当たりの良い面などは劣化により穴が開いたり切れたりすることも多いもの。
そこで。切れることの無いステンレスの網もあります。

切れた網の張り替えは、ホームセンターなどで材料が手軽に手に入るため、比較的簡単に行うことが出来ます。
ただ、付け外しが難しい場合なども多く業者に依頼が必要な場合もあります。

一般的な網戸の「網」は経年劣化によって、5年～10年を境に各所が劣化するので交換が必要です。

網戸の枠の縁に挿入されている網押え用のゴム（下図参照）が劣化すると、網がたるんで破れたり外れたりする場合も。

また、戸車（下図参照）の摩耗や破損による動きの鈍りや外れも、網戸の不具合として多いもの。
使用頻度が多いバルコニーやリビングから庭への出入りに使う窓の部分に多くみられます。

調子が悪い網戸のレール部分には、アルミが擦り減って光って見える事が多く、網戸の本体とレールが常に少しづつ擦れています。
その場合は網戸に付いているタ戸車が擦り減っていたり、調整が悪くレールに届いていないなどが原因です。

こうなると、網戸を引こうと思った時に戸車がレール上を回らずに、引きずるように網戸を動かすようになります。

次第に網戸の枠そのものが歪んでグラグラになって壊れてしまうこともあるので注意が必要です。

網押えゴム、戸車の劣化によって、網が外れたり、枠が動きにくくなる

網押えゴム、戸車の劣化によって、網が外れたり、枠が動きにくくなる。

網が外れた状態。この窓枠の場合、高所なのでお施主様もおいそれと取り外せない状況だった

網戸はやり方さえ覚えてしまえば、誰にでも網の張り替えやメンテナンスが可能です。

枠の固定を解除し、外した網戸の網および網抑えゴムを交換したり、戸車を交換することも出来ます。

※花まるリフォームでもはなまる通信にて、過去に網戸の張替えについての記事を掲載しました。
興味のある方はこちらからご覧ください♪⇒『はなまる通信32号.PDF』（最後の8ページ目に掲載されています。）

ただし、2階以上の窓枠に関しては、網戸が取り外し辛い場合も多いもの。

サッシとは違い、内側から手を伸ばして取り外さなくてはならなりません。

このように高い所にある網戸はメンテナンスをしたくてもおいそれと手が出せず、そのままの状態にされている方も多く見かけます。

網戸の張替えは本職的にはサッシ屋さんの仕事です。

また、サッシ屋さんなら網の張り替えだけではなく網戸の枠の交換・新規取り付けも頼めます。

Net exchange

網交換の道具・材料

新規の網
網抑えゴム/ゴム押えローラー/網仮止め用クリップ/網戸用カッター

網張り替え

網張り替えの様子

網の張り替えは道具を揃えれば、誰でも簡単に行うことができます

張り替え後の網戸

高橋良一

花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負（苦笑）があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。