水性セラタイトSi

油性塗料の効果を水性塗料で実現させた塗料。

水性セラタイトSiはニオイの強い油性版のセラタイトSiの効果を水性塗料として実現させた塗料です。
ニオイの無い超低汚染性型の塗料ですニオイが出るのは困るし、メンテナンスの期間はなるべく長くしたい…そんな賃貸併用型物件や分譲マンションの塗り替えには最適の塗料です。
水性塗料では珍しい2液型の塗料なので、きちんと計量して混ぜないと性能を発揮出来ませんので、下請け任せの業者には管理が難しいかもしれません。

水性セラタイトSiの特徴

汚れにくく長持ちする水性セラタイトSiの特徴リンク

高耐久性を実現させた、セラミック複合技術とは?リンク

汚れが付きにくいメカニズムとは?リンク

水性セラタイトSiが賃貸併用・分譲マンションで効果を発揮する理由

水性セラタイトSiの特徴は、何といってもニオイの無い水性塗料で・寿命が長く・汚れにくいという三拍子が揃っている塗料というところです。
ではなぜ賃貸併用型物件や分譲マンションにこの3つの機能が有効なのかを解説しましょう。

・水性塗料でニオイが無い方が良い理由…複数の世帯が住んでいるため、ニオイが無い方が安全
・寿命が長い方が良い理由…特に賃貸物件だと外装工事を度々すると迷惑になるのでなるべく寿命の長いものにしたい。
・超低汚染型塗料が効果を発揮しやすい理由…屋根や軒先が無い鉄筋コンクリートやALCのビル形状の四角い建物が多く、外壁に直接雨が当たるので雨水で汚れを洗い流す機能を有効に働かせることが出来る。

また戸建でも2世帯住宅などでは鉄筋コンクリートやALCの住宅で四角いビル形状の建物もありますので、
建物の形状によっては水性セラタイトSiを検討してもよいでしょう。

木造住宅に水性セラタイトSiを塗る時の注意点

水性セラタイトSiはモルタル外壁・サイディンング外壁・ALCパネルなど、塗料としてはどんな建物にもオールラウンドに対応しますが、木造住宅にはもったいないかもしれません。
ただ、最近の木造住宅の中には軒先が出ていないシンプルな四角い建物も見かける事があります。
場合によっては破風板や帯板などのアクセントパーツも無いので、外壁の表面をきちんと保護すれば14年ごとのメンテナンスまで行ける可能性もあります。
ただ、モルタル外壁のヒビ割れと、サイディング外壁の目地のヒビ割れを塗料で入らないようにすることは出来ないので、
もしも早くヒビが入ってしまったらその時は適切な補修やメンテナンスを途中うで行う必要があります。

水性セラタイトSiにお勧めの外壁の特徴

コンクリート造

【コンクリート造・ALC造】

軒先が無い鉄筋コンクリート造りやALC造の住宅では、軒先が無い分太陽と雨風の当たりが激しく条件が厳しくなります。また、3階建ても多く、上階ほど劣化します。その点を考慮して水性セラタイトSiを選ばれる方が多いようです。

賃貸併用住宅

【賃貸併用住宅】

賃貸併用の住宅では戸建て自宅とは異なり、マメに塗り替えるの難しくなります。また特に汚れにくい性質を持つので美観を維持できる点も重要でしょう。水性セラタイトSiはその点で経費削減にも繋がります。

一斗缶:水性セラタイトSi

水性セラタイトSi

水性セラタイトSiは、一斗缶(主剤)と左側の小さい缶(硬化剤)を混ぜてから塗る「2液型の塗料」です。正しく重さを計って混ぜないと果不良を起こすので、目分量では無く、きちんと「計量はかり」を使わないと硬貨不良になります。

汚れにくく長持ちする水性セラタイトSiの特長

特長1:汚れを防ぎ、落とす超低汚染性

特殊セラミック成分を複合化することにより、塗膜表面は低帯電性となり、大気中の排気ガスや粉塵による汚れが付着しにくい構造を実現しました。
また、汚れが付着しても塗膜表面が親水性であるため、雨により徐々に除去され、長期にわたり優れた超低汚染性を発揮します。

特長2:色褪せしにくく傷みにくい超耐久性

ベースに強靭な塗膜を形成するアクリルシリコン樹脂を採用することにより、卓越した耐候性を示します。

特長3:塗装がしやすい安全性

完全水性塗装システムにより、使いやすく、安全性の高い塗装環境を提供します。

特長4:様々な場所に塗れる幅広い用途

様々な躯体、旧塗膜に対して優れた付着性を示すため、塗装部位の選択の幅が飛躍的に広がりました。

特長5:優れた防かび、防藻性

特殊設計により、かびや藻などの微生物による汚染に対して優れた抵抗性を示します。

特長6:エコでおさいふにもお得

従来のアクリル樹脂や汎用ポリウレタン樹脂系の塗料と比較して、格段に優れた塗膜性能があり、
長期にわたり、美観を維持することができます。また長期的なメンテナンスサイクルを考えると、トータル的なコスト削減につながります。

高耐久性を実現させた、セラミック複合技術とは?

水性セラタイトは、塗料の状態で複合されているセラミック成分が、乾燥過程で表面に配向することにより、低帯電性で架橋密度の高い親水性塗膜表面を形成します。
このため、単なる親水性物質配合による親水性塗膜表面とは異なり、長期にわたり超低汚染効果を維持することができます。

塗料の状態

①塗料の状態

親水性のセラミック成分(無機質成分)と有機成分が複合している。

セラミック複合化

②セラミック複合化

セラミック成分が表面に配置される。

塗膜の完成

③塗膜の完成

超低汚染・優れた耐久性塗膜の完成。

汚れがつきにくいメカニズムとは?

汚れが付着しにくい低帯電性

①汚れが付着しにくい低帯電性

塗膜表面の静電気を低減させることにより、汚染物質の付着を抑制します。

汚れが定着しにくい高い架橋密度

②汚れが定着しにくい高い架橋密度

塗膜の架橋密度が高まったことから汚染物質の衝突による塗膜変形を減少させ、塗膜への汚染物質の定着を抑制します。

汚れが除去されやすい親水性

③汚れが除去されやすい親水性

水との接触角が低くなったことから、濡れ性(親水性)が向上し、汚染物質の洗浄効果が現れ、汚れが落ちます。

親水性による汚染除去のメカニズム

汚染性比較(屋外暴露汚染性:屋外暴露6か月)

水性セラタイトSi

水性セラタイトSi

汎用性弾性つや有り合成樹脂エマルションペイント

汎用性弾性つや有り合成樹脂エマルションペイント

超耐久性

水性セラタイトシリーズは、内部に結合エネルギーの高いC-F結合(水性セラタイトF、水性弾性セラタイトF)、
Si-O結合(水性セラタイトSi、水性弾性セラタイトSi)が、樹脂劣化の原因となる紫外線などに対して優れた抵抗性を示します。

紫外線エネルギー図解

促進耐候性試験結果(キセノンランプ)


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