塗料の乾燥間隔|1日に塗って良い回数は?

塗料の乾燥と1日に塗って良い回数

外壁塗装の手抜き工事の代表で、3回塗りのところを2回しか塗っていないとか、1回しか塗っていないという事があります。

上記のようなあからさまな手抜きは酷い話ですが、急いで塗っていて乾いていないのに何回も塗っているのでは?という場合もあります。

今回は、そんな塗料の乾燥と1日に塗って良い回数について解説します。

1日に塗って良いのは2回まで

花まるリフォームでも、1日に2回塗っているけど良いの?というご質問を頂く事があります。

昨今の塗料は非常に良く出来ておりまして、おおむね2時間程度で次の工程に進んで良い様になっています。

つまり、9時頃に塗り始めたところに関しては、午後には2回目を塗っても問題ありません

実は2時間というのは念のための間隔で、実際は30分後には手で触っても付いてこないくらいには乾いています。

ですので、本当は1時間後には次の塗装に進んでも良い位には乾いています。
(季節や天候にもよりますが)

 

手抜き業者の問題点

ただ、いずれにしても屋根や外壁を塗る場合には、それなりの広さ・面積を塗って行く訳です。

屋根や外壁を塗っていくのに、2時間以内に全部塗り終わって戻って来る事は殆ど無理だと言えます。

つまり、1日に3回塗ったという場合は、塗った事よりも「実際は塗っていない疑惑」の方が心配になります。

 

塗料による条件の違い

さらに、花まるリフォームで主に使用している塗料は2液性のシリコン塗料です。

これは、自然乾燥の1液型とは著しく乾き方が異なります。

「乾燥が早い」と言えばそうなのですが、塗っている段階では乾燥が異常に早いという事は無く、しかし塗ってちょっとするとすぐに乾きます。

ちなみに、2液を混ぜてしまうと24時間経たずに容器に入った液状の塗料がババロアのようになって固まってしまいます。

1液の塗料ではこのようには絶対になりません。

 

2液型油性塗料の優位点

塗装工事中の方は、昨日塗った塗料の残りを見せてもらうと良いでしょう。

ババロアのような塗料が残っていれば2液型です。

逆に固まって残っていたり容器に戻してしまったと言うのであれば1液型です。

私が2液の油性塗料が好きで信頼している理由はこの点にもあります。

 

 

1日2工程は標準的な進行でして、どの現場でもそのように行っております。

また、屋根だけでなく、外壁を塗る際にも1日で2回塗る場合もあります。

 

まとめ

  • 塗料の乾燥時間はおおむね2時間
  • 1日に塗って良い回数は2回まで
  • 2液性塗料は24時間程度でババロアのようになる
  • 上記については、屋根も外壁も同じ

投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。

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