2017/08/28

モルタル外壁のひび割れの種類と危険度のチェックポイント

 
モルタル外壁のひびれの種類と危険度のチェックポイント

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花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。

ひび割れから必ず雨漏りするわけでは無いが・・・

ヒビ割れから必ず雨漏りするわけでは無いが

外壁にひび割れが入っていたら誰でも気になります。

訪問業者にしつこく脅かされる原因にもなり、どうしたら良いのか分からないまま放置している方も多いのではないでしょうか。
ヒビ割れは、必ず雨漏りする訳ではありませんが中には本当に雨漏りに直結するものもあり油断は出来ません。

特にモルタルの外壁にはヒビ割れが付き物です。
ですからモルタル外壁の外壁塗装をする時には、どんな長持ちする塗料を塗ることよりも「雨漏りしやすいヒビ割れを発見して、適切な処理をすること」が重要になります。

この記事で分かる事

  • モルタル外壁にヒビが入ってから雨漏りするでの兆候について
  • モルタル外壁に入るヒビ割れの中で特に注意したい代表的な3つのヒビ割れについて
  • モルタル外壁で雨漏りが起こりやすい3つのポイント
  • モルタル外壁にヒビを見つけたら

1・ヒビ割れから雨漏りに至るまで

まずはモルタル外壁にヒビが入るとどうなるのでしょうか。

最終段階が雨漏りだとすると、そこに至るまでには何らかの兆候やサインがあります。

そんな雨漏りしてしまうまでに見られる外壁の変化について確認してみましょう。

1-1. 美観が悪くなる

ヒビの周りが黒ずんできます

外壁にヒビ割が割れてしばらくすると、写真のようにヒビの周りが黒ずんできます。
これは雨水がヒビに浸み込み、シミのように見えるからです。

これでは建物の外観を大きく損ない、ヒビ自体が大きくなくても目立ちます。

1-2. ヒビを埋めたくなる(埋めてしまう)

 

また、この段階でヒビを安易に埋めてしまい、ヒビの埋め跡の方が美観を損なう結果になることになり、安易にヒビを埋めてしまうのも善し悪しです。

美観だけで考えると「ヒビ割れていたままの方がマシ」という事が多いでしょう。

ヒビ埋め跡のヒビ

さらに上記写真のようにヒビを埋めたと思っても、さらにその中からヒビが入ってしまう事もあります。

これではヒビは埋まらず美観も悪くなってしまっています。
おそらくさらにヒビが入ってしまった事にも気が付けないので、雨漏りの危険が増してしまう事にもなりかねません。

1-3. 塗料が剥がれてくる

ヒビで塗料が剥がれてくる

ヒビ割れから入った水分は下地との間に入り、塗装が剥がれてくることもあります。

剥がれた部分はどんどん周囲に広がっていきますので、 気が付いた時にはヒビより剥がれの方に目が行ってしまうかもしれません。

塗装の剥がれた部分のヒビからは増々水が入りやすくなり、外壁の素材そのものを著しく劣化させてしまいます

外壁の塗装が剥がれた部分にヒビがあれば早急な対応が必要かもしれません。

1-4. キノコが生える

ヒビから生えたキノコ

信じられないかもしれませんが、ヒビ割れにキノコ(的なもの)が生える事があります。

こうなっている場合は、相当内部に雨水が含まれる状況になっています。
間違ってもキノコを撤去しておしまい、というような事が無いようにしましょう。

1-5. 最終的に「雨漏り」に…

ヒビで雨漏りする

最後にヒビ割れの被害で一番怖いのは雨漏りです。

雨漏りは、水が入ってくる入口が見つかればそこを塞げば直ります。
ただし、その水の入り口を見つけるのは容易ではありません。

水の侵入経路を正確に見つけるには壁を壊して確認をしなければなりません。
写真のように下地を壊して確認していくと、材木が傷んでいるので入口がどこか判別出来る場合が多いです。

ただ、壁を壊すとなると修復費用もばかになりません。
何とか壁は壊さずに外側から直すには、工事する我々業者が「雨漏りしやすいヒビの特徴」をよく知っていなければなりません。

 

2・モルタル外壁でヒビが入りやすい場所

モルタル外壁に入るヒビにはある程度のパターンがあります。
代表的な場所をご紹介しましょう。

2-1. よくあるヒビ① 窓の下や上

サッシの下や上に斜めにはよくヒビが入ります。
地震や揺れによる歪みにより、サッシ部分に負担が掛りヒビが入りやすい事が原因だと思います。

よくあるヒビ① 窓の下や上

2-2. よくあるヒビ② 壁の中央

まれに写真のように外壁全面に亀の甲状状にまんべんなくヒビが入っている事があります
壁面が広い外壁面に多いように感じます。

原因はモルタルが薄くしか塗られていない場合が多いようです。
(厳密には壁を壊して確認しないと分からないですが・・・)

よくあるヒビ② 壁の中央

2-3. よくあるヒビ③ 増改築時の継ぎ目

内装リフォームなどで換気扇を新しくして塞いだ場合や、増築等で壁を継ぎ足した場合に良く起こるヒビ割れです。

木造モルタル作りの利点は、部分的な増改築をしても外壁を繋ぎやすいという面もありますが、
さすがに、後でヒビが入りやすくなるのは仕方ないかもしれません。

よくあるヒビ③ 増改築時の継ぎ目

 

3. 雨漏りが起こりやすいヒビ

では、どのような場所や時期になるとヒビ割れから雨漏りする事が多くなるのでしょうか?

3-1. よくある雨の侵入路① 窓の下や上

バルコニーの笠木の付け根や窓の角は、雨水の通り道になることが多く他の場所よりも雨水が多く流れます

窓の周りのヒビ割れは、斜めに入ることが多いのですが、
写真のように、ビビ割れが窓の角から真下に延びている場合には注意が必要です。

雨水が入る量が多くなり、室内に雨漏りが無くても外壁の下地を腐らせているかもしれません。

よくある雨の侵入路① 窓の下や上では...

3-2. よくある雨の侵入路② 壁の中央

外壁の中央にまんべんなくヒビが入っている場合は、基本的にどこから雨が入ってもおかしくない状態です。

このようなヒビは築5年~7年程度で入ってくることも多く、建築会社に相談すれば対応してもらえる可能性もありますが、具体的な雨漏り被害が無い場合には難しいかもしれません。

よくある雨の侵入路② 壁の中央

10年を過ぎてくると、ヒビ割れから継続的に入った雨水でモルタル内部にある「透湿防水紙」が切れてしまいます

すると、ヒビ割れから入った雨水が窓枠の部分で突き当たり、窓枠の上部から室内に雨が漏る・・・
といった事例が多いです。

その時に、外の窓枠の付け根から雨が入ったと思われることが多いのですが、あまりサッシの枠廻りから雨が入る事は無いようです。
窓廻りにコーキングをしても止まらない場合はその上部のどこかから雨が入っていることになります。

窓廻りにコーキングをしても止まらない場合

3-3. よくある雨の侵入路③ 増改築時の継ぎ目

リフォーム改修後によくある雨漏り事例では、継ぎ目を埋めた部分からの雨漏りがあります。

写真は換気扇を塞いだ部分ですが、雨漏り調査の結果この部分が怪しいということになりました。

よくある雨の侵入路③ 増改築時の継ぎ目

周囲を大きめに開けてみると、埋めたまわりの防水紙がボロボロに無くなっていて、
ヒビから入った雨水が室内に直接入っていることが分かりました。

埋めたまわりの防水紙がボロボロ

本来適切な下地の防水処理を行っていれば、埋めた継ぎ目が少々ヒビ割れていても雨漏りにはなりにくいものです。
しかし残念ながら、このような以前のずさんなリフォーム工事の結果、雨漏りになってしまうケースもあります。

4・ まとめ(ヒビ割れを見つけたら・・・)

ヒビ割れを見つけたら

以上を踏まえ、まとめとしてヒビ割れを見つけたらどのようにしたら良いのか、以下に花まるリフォームのオススメ案をご紹介します。

① モルタル外壁には必ずヒビ割れが入るので、少々のヒビ割れは気にしない

② ただし、上記3つのポイントに気を付けて、1年に1度くらいは外壁の周りの状態を確認してみる

③ もしも見える部分にヒビ割れがある場合、太さ・多さ・範囲により適切なヒビ割れの処理ができる専門家に相談しましょう。

※ 10年経ったらどこか見えない部分でヒビが入っている可能性があります。普段見えない部分の定期点検のために外壁塗装を行うことで家を長持ちさせることが出来ます。

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