外壁のツタを撤去して塗装をする正しい手順

外壁のツタを撤去して塗装をする正しい手順

外壁のツタは、生やそうと思った訳では無いのにいつの間にか伸びてしまう場合があります。
素敵に思えたツタも、放置していると「あっ!」という間に増えてしまいます。
気が付くと2階や屋根まで行ってしまうことも珍しくありません。

そして、いざ取ろうと思うと根っこだけがこびりついて取れません。
取ろうと思って、とりあえずこれ以上伸びないように根本を切ってしまうと、さらに大変な事になります。
引っ張って取ろうと思っても枝が途中で折れてしまう
為に手の届く部分しか取れません。

結局そのまま枯れ枝をそのまま放置してしまい、せっかくのお家の外観が台無しに…。

そんなツタの生えてしまった家の外壁塗装をお考えの方からのお問い合わせの中には、「ツタの撤去は行えない」と業者やハウスメーカーに断られた、植木屋さんにも頼めなかった・・・というお話もよく耳にします。

花まるリフォームでは、ツタの撤去を含めた外壁塗装のご依頼を多数承っていますが、今回はそんな外壁塗装を行う時の正しいツタの撤去の方法の手順についてお伝えしたいと思います。

1. 見積り時のツタの状況

このツタは数年前に根本を切ってしまい枯れていました。

手の届く部分はある程度取れたものの、上の方は取れません。

枯れて無くなってしまえば良いのですが、いつまでたってもこの枯れ枝は無くなりません。
何年経ってもこのまま残ってしまいます。

外壁ツタ
ツタ撤去前
外壁ツタ
枯れたツタが外壁に張り付いています

2 . ツタの撤去作業 ①カワスキ撤去

ツタの撤去には「足場」が必要!

ツタの撤去は、とにかく手作業でやるしか無く、良い方法もありません。

そのため、じっくり丁寧に行うには「しっかりした足場」が必要です。
外壁塗装を行う前提であれば足場が必ずあるので、きちんと作業が行えます。

外壁ツタ
ツタの撤去は最初はとにかく手作業で取って行きます。
撤去道具は【カワスキ】を使います。

ツタを焦って乱暴に早く撤去しようとすると、外壁の表面に凹み傷が付いて目立ってしまいます。
細かい枝1本1本を取っていくのは根気との勝負です。

3 . ツタの撤去作業 ②バーナー焼き

細かいツタはバーナーで焼く!

手作業でおおむね撤

去しても、ツタは完全には取れません。
特に外壁にへばり付いている根っこの部分が残ってしまいます。
このヒゲのように見える「ツンツンした部分」が厄介で、トゲ抜きで引っこ抜く事も出来ません。

そこで、ツタ撤去の最後の仕上げは、バーナーを使ってツタの髭を焼いていきます。

これでカワスキでは取れない部分や、壁に根を張っているところまで取る事が出来ます。

※ただしサッシ窓の近く等、バーナーの火が当てられない部分もあります。

外壁ツタ 外壁ツタ

4 . ツタの撤去作業 ビフォー・アフター

外壁ツタ

ツタ撤去前・ビフォー

外壁ツタ

ツタ撤去後・アフター

5 . ツタ撤去前とツタ撤去・外壁塗装後のビフォーアフター

ビフォー アフター
外壁ツタ 外壁ツタ
外壁ツタ 外壁ツタ
外壁ツタ 外壁ツタ

まとめ

いかがでしたか?
今回は、ツタの生えてしまった外壁をどのように塗装していくかの手順とビフォー・アフターをお伝えしました。

このように正しい手順で行えば、ツタの撤去も行えますう。
また、ツタの生えていた跡を分からないようにするには、バーナーで焼くという工夫が必要な事もお伝えしました。

ハウスメーカーでは断られたお家でも、このように正しい手順で行えば綺麗なお家が復活出来ます。

もしもツタの生えてしまったお家の外壁塗装でお困りなら、一度お問い合わせ下さい。

投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。

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