【外壁塗装のポイント「乾燥時間」】板橋区Y様邸4日目

外壁塗装の工程段取りのポイント「乾燥時間」について

4日目 1月11日 板橋区Y様邸【破風板・帯板下塗り、軒天塗装、屋根下塗り、屋根小口塗装】

 

今日の工事は明日から外壁を塗る工程に入るための下準備を主に行いました。
そこで、外壁塗装工事の工程のポイント「乾燥時間」についててチョットお伝えしてみます。
塗装の工程では、隣り合った部分を同時に塗ることが出来ません。
片方が乾かないうちに塗り重ねてしまえば塗料が混ざってしまうからです。

屋根は1つの素材なので「隣り合う接点の部分」がありませんし、風通しが良いのですぐ乾きます。
ですから屋根の塗装工程では、1つの工程が塗り終わるとすぐ次の工程を塗る事が出来るのです。

しかし外壁パーツになると、色々なパーツがあります。
特にそれぞれの「隣り合う接点の部分」はおおむねL字型になっていて、風通しが悪いのですぐ乾きません。
ですから外壁を塗り上げて行くには、1つ1つのパーツを塗ったら隅まで乾くのを待ちながら、他の部分を塗ったり、養生や下地処理をして乾くのを待ちます。

そんな「乾き待ち」で次の工程が出来ないような段取りをしては職人失格です。
塗装工事の工程を決めて行くには乾き具合も計算しながら2手3手先の工事を頭に入れておかなければならないのです。

・・・といった事を踏まえ、今日は明日から外壁を塗る作業に入る下準備として色々な作業を行いました。

1.帯板・破風板塗装下塗り(2回目) マイルドSDサーフEPO

帯板塗装の下塗りの2回目を行いました。

帯板・破風板塗装下塗り(2回目)

帯板・破風板塗装下塗り(2回目)

2.屋根下塗り マイルドシーラーEPO

いつもと同じですが、マイルドシーラーEPOが浸み込んでいくようにたっぷり塗ります。

屋根下塗り

屋根下塗り

3.屋根小口塗装

屋根ダメ込み

屋根の細部を中塗りに先立ってはじめに塗装しておきます。

このように塗っていくことを「ダメ込み」と言います。

※関連記事→塗装工事のキモ!「ダメ込み」の種類とポイント

4. 車庫天井塗装 日本ペイント:ケンエース(N-90)

車庫の天井や、軒裏・バルコニーの裏側などがボード材で出来ている場合は、おおむね「艶消し塗装を行います」

軒裏塗装

軒裏塗装