雨どい破損の交換が火災保険で直せる場合とは?世田谷区H様邸・外壁屋根塗装工事

積雪の重みが雨どい破損の原因なら…火災保険で雨どいの交換が出来る場合があります!(2016年12月13日 完工)

工事のきっかけ・お客様とのエピソード

H様は、お隣のU様邸の外壁塗装工事でご挨拶にうかがった時にご相談を頂いたのがきっかけで工事を承りました。

実は、丁度U様のお家からH様のお家の【雨どい】が役に立たない程曲がっているのが見えてしまいました。その事はU様経由でお伝え頂くようにお願いしてあったので「ちょっとウチも見て欲しいんだけど」という事になったのです。
H様は雨どいの破損に気が付かれていたそうですが、「ずっと気が付いていたのだけれどどこに頼んだら良いのか分からず放置していた」のだそうです。

そして、この雨どい破損ね原因は屋根に積もった雪の重みです。
雪による損害は、火災保険の特約の【風災、雹(ひょう)災、雪災】に当たります。
あまり知られていないので使える事を知らない業者ばかりですが、作業に掛かる足場合も保証の対象になるので適用になれば、おおむね数十万円単位のの保険金が下ります。

H様もその事はご存知無かったようで、保険請求のお手伝いをさせて頂きました。
保険は掛けているだけで利用しなければ意味が有りませんので、そういった情報収集は私たちの大切な仕事の1つでもあります。

 

各部の劣化や破損状況の確認

雪害による雨樋の破損状況の確認

工事のきっかけ・お客様とのエピソード

 

施工前の外壁です。 凹んでいる部分から雨水が垂れて、H様は前々から気になっていたとのことでした。

施工前の外壁です。
凹んでいる部分から雨水が垂れて、H様は前々から気になっていたとのことでした。

 

南側雨樋の雪害状況です。 一応雨は受けているようですが、グニャグニャに曲がっています。

南側雨樋の雪害状況です。
一応雨は受けているようですが、グニャグニャに曲がっています。

外壁シーリングの劣化状況

玄関前のバルコニー部分のシーリングが切れていたので、H様がご自分でここだけ埋めたそうです。

玄関前のバルコニー部分のシーリングが切れていたので、H様がご自分でここだけ埋めたそうです。

その他の部分のシーリングの劣化はこの程度。 表面はヒビ割れていて、劣化が進行しているが分かります。

その他の部分のシーリングの劣化はこの程度。
表面はヒビ割れていて、劣化が進行しているが分かります。

外壁の劣化状況

このライディング外壁は、旧AGC(旭硝子)のプレジールグスト(コラーレグレー)だと分かりました。 3階の南向きの一番傷み易い外壁でも、ほとんど劣化の症状が見られません!すごい耐久力です。

このライディング外壁は、旧AGC(旭硝子)のプレジールグスト(コラーレグレー)だと分かりました。
3階の南向きの一番傷み易い外壁でも、ほとんど劣化の症状が見られません!すごい耐久力です。

プレジールグストは艶が無く、石材調のとても素敵な風合いです。

プレジールグストは艶が無く、石材調のとても素敵な風合いです。

外観各面の状況

敷地内東面の状況です。 右がH様邸・左がU様邸です。 中心に足場を立てて、足場を折半で使うのでお得です。

敷地内東面の状況です。
右がH様邸・左がU様邸です。
中心に足場を立てて、足場を折半で使うのでお得です。

上からみるとこうです。 通路の広さは50㎝程度なので、足場を共用します。

上からみるとこうです。
通路の広さは50㎝程度なので、足場を共用します。

敷地東面の状況です。

敷地東面の状況です。

敷地東面の状況です。

敷地東面の状況です。

外壁劣化の状況診断

外壁の劣化が無く、本当に塗装が必要か? 判断に迷います... こんな外壁は初めてです。

外壁の劣化が無く、本当に塗装が必要か?
判断に迷います…
こんな外壁は初めてです。

結局外壁の劣化予防というより、シーリングの劣化があるので「ついでに」外壁塗装もする事になりました。

結局外壁の劣化予防というより、シーリングの劣化があるので「ついでに」外壁塗装もする事になりました。

外壁塗装(その他・細部塗装)

雨樋は横どいが角型・縦どいは丸型です。 今回は雨樋は全部交換です

雨樋は横どいが角型・縦どいは丸型です。
今回は雨樋は全部交換です

車庫の天井部分の素材はケイカル板です。 艶消し塗料(日本ペイント:ケンエースG2)を塗ります。

車庫の天井部分の素材はケイカル板です。
艶消し塗料(日本ペイント:ケンエースG2)を塗ります。

バルコニーの笠木です。

バルコニーの笠木です。

下屋根のトップライトと、その上の板金です。 雨樋の漏水の雨音防止で雑巾が敷いてあります。

下屋根のトップライトと、その上の板金です。
雨樋の漏水の雨音防止で雑巾が敷いてあります。

屋根:見積もり調査・診断

 

屋根の北面の様子です。 北面はトップライトもあります。

屋根の北面の様子です。
北面はトップライトもあります。

 

北面を全体に見ると、やはりコケが 生え始めているのが確認出来ます。 エンジン式150キロ圧の高圧洗浄機でしっかり洗えば綺麗に落ちます。

北面を全体に見ると、やはりコケ
生え始めているのが確認出来ます。
エンジン式150キロ圧の高圧洗浄機でしっかり洗えば綺麗に落ちます

H様の屋根に付いている雪止めは、あまり雪止の効果が薄い形状のものが付いていました。 この屋根に一般の屋根塗料を塗ると、滑りが良くなってしまいます。

H様の屋根に付いている雪止めは、あまり雪止の効果が薄い形状のものが付いていました。
この屋根に一般の屋根塗料を塗ると、滑りが良くなってしまいます。

そこで今回は遮熱性能としてではなく、滑り止め効果を期待して「ガイナ」を塗る事になりました。

そこで今回は遮熱性能としてではなく、滑り止め効果を期待して「ガイナ」を塗る事になりました。

バルコニー防水のチェック

バルコニーの床の防水は【FRP防水】と言います。 FRPとは【繊維強化プラスチック=Fiber Reinforced Plastics】の略称です。 軽いが脆いプラスチックに、ガラスなどの繊維を混ぜることによって弾性を増し、軽さはそのままで強度を加えた素材です。

バルコニーの床の防水は【FRP防水】と言います。
FRPとは【繊維強化プラスチック=Fiber Reinforced Plastics】の略称です。
軽いが脆いプラスチックに、ガラスなどの繊維を混ぜることによって弾性を増し、軽さはそのままで強度を加えた素材です。

FRPは戸建住宅のバルコニーや屋上の素材として使われるようになってからまだ20年程度しか経っていません。 その為、正しい工法を知らない業者ばかりなので注意が必要です。 せっかく丈夫で長持ちの高級素材FRPでも粗悪なメンテナンスでは台無しになってしまいます・・・。

FRPは戸建住宅のバルコニーや屋上の素材として使われるようになってからまだ20年程度しか経っていません。
その為、正しい工法を知らない業者ばかりなので注意が必要です。
せっかく丈夫で長持ちの高級素材FRPでも粗悪なメンテナンスでは台無しになってしまいます・・・。

また、新築工事でもFRPの性質が分かっていない現場監督が監理した場合、5年後程度から表面塗装の劣化が起き始めます。 そんな場合には、10年後の外壁塗装の塗り替え時期には素人の方でも分かる程のハガレとして劣化が進行してしまいます。

また、新築工事でもFRPの性質が分かっていない現場監督が監理した場合、5年後程度から表面塗装の劣化が起き始めます。

そんな場合には、10年後の外壁塗装の塗り替え時期には素人の方でも分かる程のハガレとして劣化が進行してしまいます。

また、200年頃に建てられた築15年程度のお家の場合には、バルコニーの床から下地への雨漏りが起きやすい造りが流行っていたので注意が必要です。 もしもバルコニーをしたから見て、隅の天井に黒いシミが有ったら雨漏りかもしれません。

また、200年頃に建てられた築15年程度のお家の場合には、バルコニーの床から下地への雨漏りが起きやすい造りが流行っていたので注意が必要です。
もしもバルコニーをしたから見て、隅の天井に黒いシミが有ったら雨漏りかもしれません。

雨どい撤去(交換工事)

雨どい撤去です。

外壁塗装工事と同時に雨どいを交換する時の工事の順番は以下の順になります。

  1. 雨どいの撤去(今日の工程)
  2. 外壁塗装
  3. 新規雨どいの取り付け

雨どい撤去前の状態

雨どい撤去前の状態

雨どいを撤去

雨どいを撤去

雨どい撤去後は取り付けていた家具の穴が開いているので、コーキングで穴を塞ぎます。 この跡は後日新規雨どいが付いたら見えなくなってしまいます。

雨どい撤去後は取り付けていた家具の穴が開いているので、コーキングで穴を塞ぎます。
この跡は後日新規雨どいが付いたら見えなくなってしまいます。

雨どい撤去後

雨どい撤去後

シール工事

外壁目地のシール工事です。
 

雨どい撤去後

シール工事 目地打ち替え

 

目地を更新

目地を更新

屋根塗装工事

屋根塗装を行います。

屋根塗装の順番は以下の順になります。

  1. 下塗り マイルドシーラーエポ
  2. 中塗り ガイナ
  3. 上塗り ガイナ

雨どい撤去前の状態

雨どい撤去前の状態

雨どいを撤去

雨どいを撤去

屋根の仕上げは断熱塗料ガイナを使用します。

屋根の仕上げは断熱塗料ガイナを使用します。

中塗り

中塗り

タスペーサー取付け

タスペーサー取付け

上塗り

上塗り

外壁塗装工事

外壁塗装工事を行います。

外壁塗装工事の順番は以下の順になります。

  1. 中塗り セミフロンバインダーsiⅡ
  2. 上塗り セミフロンスーパーアクアⅡ
 

中塗り

中塗り

 

上塗り

厚く塗ってしまった場所は垂れが出てきてしまいます。硬化する前にきっちり処理します。

厚く塗ってしまった場所は垂れが出てきてしまいます。硬化する前にきっちり処理します。

施工完了

施工完了

細部塗装

その他、軒天・鉄部を塗装しました。

軒天塗装 ケンエース

軒天塗装 ケンエース

笠木塗装 ファインウレタン

笠木塗装 ファインウレタン

バルコニーFRP防水工事

バルコニーのFRP防水改修工事をしました。

防水塗装 ベニヤ敷き、プライマー塗布

防水塗装 ベニヤ敷き、プライマー塗布

防水塗装 トップコート塗布

防水塗装 トップコート塗布

防水塗装 トップコート塗布

防水塗装 トップコート塗布

防水塗装 トップコート塗布

防水塗装 トップコート塗布

施工後

塗装作業前に確認した際の様子。

塗装作業前に確認した際の様子。

出窓屋根も綺麗になりました。

出窓屋根も綺麗になりました。

雨戸や戸袋

雨戸や戸袋

塀の施工後です。

塀の施工後です。

 

外観の施工後です。

施工事例データ

塗装履歴・工事日程・工事日数

塗装履歴:初めての外壁塗装 日程:2016年/平成28年
11月29日~12月13日
工期:15~16日間
(休工日含む)

築年数・建物の構造・外壁の種類

築年数:14年~15年 構造:木造/サイディング/3階建て 外壁の種類:窯業系サイディング(多彩色・クリヤー仕上げ)

足場・外壁・屋根・予算

足場:181㎡~200㎡ 外壁:161㎡~180㎡ 屋根:41㎡~60㎡ 予算:200万円以上

外壁塗料・屋根塗料・色

外壁塗料:その他の外壁塗料
(KFケミカル株式会社:セミフロンスーパーアクアⅡ)
屋根塗料:日進産業/ガイナ
塗装色:N-50
細部塗装:日本ペイント/ファインウレタンU-100
塗装箇所:雨どい・破風板・ヒサシ・基礎水切・シャッターBOX・門扉・等

その他工事

・サイディングシール交換工事(コーキング交換)
・雨どい交換工事
・FRP防水改修工事
雨どい交換工事

H様と共通の施工事例

H様と共通の世田谷区の施工事例

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