道路使用許可と占有許可が必要な立地の外壁塗装|世田谷区H様邸

世田谷区 H様邸外壁・屋根塗装事例
(2019年10月18日 完工)

ビフォー

アフター

【ビフォー】屋根ビフォー

【アフター】屋根アフター

工事のきっかけ・お客様とのエピソード

色々と課題の多い道路でした


屋根が気になり、リビング新聞を見て弊社にお問い合わせされたH様。

お見積りに伺うためにご住所をお伺いしたところ、交通量の多い「荒玉水道道路」に面していることが分かりました。

車線数の多い大きな道路は歩道がしっかりと確保されていて、片側に足場のトラックを停めても多少の余裕があるのですが、H様邸は何かあるとすれ違いも難しく、抜け道として利用されている道路。

外壁塗装を行う際に必要な足場工事では、道路に車を停めて足場の部材を積み下ろさないといけません。

※ 材料を一旦トラックから降ろせば良いのでは?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、足場材を降ろいている間に足場が建て終わってしまいます。
また、材料を降ろすには車3台分以上のスペースが必要で、その場所が有ればトラックが軽く置けてしまいます。


今回は足場を設置するための専有許可と作業中に通行止めにする道路使用許可のフルセットで、足場を設置することになりました。

  • 道路の占有許可道路に物を置く場合、道路の管理者(行政)に申請します。道路の幅に対して、専有できる幅が決まっているので、その範囲内で申請した期間内であれば物を置くことができます。

  • 道路の使用許可道路を通行止にして使用する場合に管轄の警察署に申請します。申請できる期間は朝9時から17時までの間で、通行止めの看板や交通誘導員が必要になります。


道路の専有許可は国道、都道(県道)、市区町村が管理している道路で手続きが変わります。
今回は都道なので…

  1. 東京都建設局に申請し

  2. 管轄の警察署に道路使用の許可を得て

  3. 占有料を支払い

  4. 道路を管理する事務所に工事の着手届を出す


…という、非常に手間のかかる手続きとなりました。

世田谷区の都道は品川まで手続きに行くので、それだけで半日仕事。
書類のミスで何度も通いたくないので、最新の注意を払って手続きしました。

足場は完璧に手続きしたつもりでした


手続きは滞り無く終わり、足場も無事に設置できたのですが、工事中盤にトラブル発生。
反対側に停まっていた車を避けようとバスが足場に寄りすぎて、ミラーが足場に当たってしまったのです。

たまたま塗装の親方が現場で作業を開始するところだったので、すかさず建物には支障がないことをチェックして、急きょ、バスからでもよく見える位置に目立つカバーを取付けたのでした。

最後の最後で台風直撃


H様邸は塗装は全く何の問題もなく進んだのですが、やっぱり足場の撤去にも難所がやってきました。
足場を撤去する当日に台風19号直撃の予報が出て、交通機関は前日の午後には全て運休。

足場の予定は一度逃すと次の予定が空くまで何日も待たなくてはならず、交通誘導に必要なガードマンの手配もあり、足場のスタッフとギリギリまで出来るかどうか相談となりました。

多少の風でも足場の設置・撤去はしてしまうのですが、今回は台風の規模が桁違いに大きく、スタッフのリスクを考えやむなく延期となりました。

足場が延期になったため、一部使用許可の取り直しやガードマンの手配のし直しなど、雑務もありましたが、なんとか無事に撤去となりました。

施工前(外壁・屋根のチェック)

今回は塗装しないタイル部分が多いので、世田谷区の補助金の『外壁部分』が対象外となりました。今回は塗装しないタイル部分が多いので、世田谷区の補助金の『外壁部分』が対象外となりました。
左側がH様邸。出窓を避けて足場を組むにはH様の敷地が狭く、お隣の敷地に余裕があるためお隣の敷地から足場を建てさせていただけるようお願いが必要です。左側がH様邸。出窓を避けて足場を組むにはH様の敷地が狭く、お隣の敷地に余裕があるためお隣の敷地から足場を建てさせていただけるようお願いが必要です。
外壁にひび割れが入っていました。外壁にひび割れが入っていました。
日の当たらない部分にコケが生えていました。日の当たらない部分にコケが生えていました。

工事開始

外壁塗装工事

塗装しないタイル部分も高圧洗浄で丁寧に洗い流しました。塗装しないタイル部分も高圧洗浄で丁寧に洗い流しました。
こちらもタイル部分。水洗いで汚れが落ちると見違えるように綺麗になります。こちらもタイル部分。水洗いで汚れが落ちると見違えるように綺麗になります。
すみずみまで丁寧に洗っていきます。すみずみまで丁寧に洗っていきます。
リシン吹付け部分に下塗り剤を丁寧に塗っていきます。リシン吹付け部分に下塗り剤を丁寧に塗っていきます。
こちらはジョリパッド部分の下塗りです。こちらはジョリパッド部分の下塗りです。
中塗りではキレイに塗れるよう、角や隅の部分を先に塗って、中を塗りつぶしていきます。中塗りではキレイに塗れるよう、角や隅の部分を先に塗って、中を塗りつぶしていきます。
外壁を塗っている時は必ず窓やドアなど塗料がついて困る部分に丁寧に養生をしています。外壁を塗っている時は必ず窓やドアなど塗料がついて困る部分に丁寧に養生をしています。
同じ塗料で2回目の上塗りを行いました。同じ塗料で2回目の上塗りを行いました。
こちらも上塗り。外壁の種類に合わせたて2種類の塗料(色は同じ)を使い分けています。こちらも上塗り。外壁の種類に合わせたて2種類の塗料(色は同じ)を使い分けています。

屋根塗装工事

屋根についた汚れやコケを丁寧に落としていきます。屋根についた汚れやコケを丁寧に落としていきます。
屋根の下塗りが始まりました。屋根の下塗りが始まりました。
瓦の境目は段差があって塗りにくいので、ダメ込みと言って、刷毛で丁寧に塗っています。瓦の境目は段差があって塗りにくいので、ダメ込みと言って、刷毛で丁寧に塗っています。
ダメ込みが終わった部分や雪止めアングルも一緒に全体を中塗りとして塗っていきます。ダメ込みが終わった部分や雪止めアングルも一緒に全体を中塗りとして塗っていきます。
中塗りが乾いた後は、しっかりと2回目の上塗りを行います。中塗りが乾いた後は、しっかりと2回目の上塗りを行います。
上塗りが終わると屋根の塗装が完了です。上塗りが終わると屋根の塗装が完了です。

その他塗装工事

足場の出っ張りにバスのミラーが当たってしまったため、急きょ、目印に黄色いカバーを取付けました。足場の出っ張りにバスのミラーが当たってしまったため、急きょ、目印に黄色いカバーを取付けました。
翌日に台風直撃の予報のため、足場が当たらないか、足場に乗ってチェックしました。翌日に台風直撃の予報のため、足場が当たらないか、足場に乗ってチェックしました。

工事が完成しました!

道路側からは塗装した場所は少ししか見えませんが・・・・道路側からは塗装した場所は少ししか見えませんが・・・・
道路側でないモルタル部分はピカピカにきれいになりました。道路側でないモルタル部分はピカピカにきれいになりました。

工程の詳細はこちら 「ただ今塗替え中!」

H様から頂いた工事の感想「お客様の声」はこちら

仕上がりをみて大変綺麗になり感謝しております。|世田谷区広瀬様


H様から頂いた「お客様の声」全文はこちらをご覧下さい

完成記念写真を撮らせて頂きました。 H様ありがとうございました!

H様と共通の施工事例

H様と共通の世田谷区の施工事例

H様と同じ水性セラタイトSiの施工事例

施工事例データ

塗歴・時期・工期 塗装履歴:初めての外壁塗装
日程:2019年/平成31年/令和元年
10月1日~10月18日
工期:17~18日間
(休工日含む)
築年数・構造・外壁種類 築年数:16年~17年
構造:木造/モルタル/3階建て
外壁の種類:ジョリパット+リシン吹き付け
足場・外壁・屋根・予算 足場:221㎡~240㎡
外壁:81㎡~100㎡
屋根:41㎡~60㎡
予算:100万円~150万円
外壁塗料・屋根塗料・色 外壁塗料:SK化研/アートフレッシュ
外壁塗料:SK化研/水性セラタイトSi

塗装色:AC1853
屋根塗料:SK化研/クールタイトSi
塗装色:CLR-106(グレー)
細部塗装:SK化研/クリーンマイルドシリコン
塗装箇所:雨どい・ヒサシ・基礎水切・シャッターBOX等
その他工事
世田谷区環境配慮型リノベーション補助金を申請