2023年に施工した外壁塗料の集計結果を発表します!人気の塗料&色は?

外壁塗料

家を建てたら約10年ごとに外壁と屋根をメインとしたメンテナンスを行い、大切な家をベストな状態に保っていく事が重要です。
室内のリフォームと違い、家の外観の形状等を変えるのは簡単ではありません。
そこで、ほとんどの方にとってまず重要なのは、外壁・屋根塗装工事の場合、塗料の「種類」と「色」の2つとなります。

「花まるリフォーム」の外壁塗料の「種類」選びの方法

「花まるリフォーム」では、まず塗料の性能や特徴からそれぞれのお家に合わせたいくつかの種類の塗料をご提案し、ご契約時にお選びいただきます。
元々のお家の構造(木造・鉄骨・鉄筋)や素材(モルタル・サイデイング)により適した塗料がございます。
そちらは、お見積りの際に個別にご説明させていただいております。
塗料選びは、それぞれの塗料の特徴「耐久寿命」・「価格」・「臭い」・「艶あり/なし」・「遮熱」等と建物の構造・素材との組み合わせを総合的に検討した上でお選びいただいています。

2023年「花まるリフォーム」で施工された外壁塗料

それでは、このようにして2023年に「花まるリフォーム」で
実際に施工されたお客様がお選びいただいた外壁塗料の種類の集計結果をグラフで発表いたします。
◆「外壁の塗料」の結果はこのようになりました。

外壁塗料

 

外壁塗料では、集計を始めた2019年以降は、エスケー化研の「アートフレッシュ」をお選びいただくお客様が一番多いです。
何故なら「アートフレッシュ」の特徴は、唯一の「艶消し塗料」だからです。
弊社の施工エリアの中心である世田谷区・杉並区では、現在の外壁の風合いを残したいお客様から強い支持があります。

2番人気のエスケー化研「水性セラミシリコン」は価格の面でリーズナブルな塗料です。10年ごとに塗り替えメンテナンスされるなら
耐久性も問題ありません。

3番人気のエスケー化研「クリーンマイルドウレタン」は、「」です。水性に比べると臭いがありますが耐久性で上回るため人気です。

4番人気のエスケー化研「クリーンマイルドシリコン」はシリコン系の「油性塗料」です。「ウレタン」より高価格になりますが、耐久性が
高く「艶あり塗料」では多くの方が選ばれる人気商品です。

その他の塗料について解説します。

日本ペイントパーフェクトトップ」は水性のアクリル塗料です。ラジカル制御技術を採用したハイブリッド高耐候性塗料です。
・エスケー化研「クリーンSDトップ」はクリヤー塗料で、タイルの外壁の塗装に最適です。3分艶を選ばれる方が多いです。
・エスケー化研「水性セラタイトSi」は「水性のシリコン系塗料」です。水性塗料で油性と同等の」低汚染化を実現させた商品です。
「クリーンマイルドシリコン」の油性の臭いが気になるが、耐久性の高いものを選びたい方が選ばれますが、さらに高価格となります。

 

◆水性塗料と油性塗料の割合をわかりやすくしたグラフです。

外壁塗料

油性の方が耐久性に優れていますが臭いがあるため、やはり、水性の人気が高いです。
油性塗料の臭いについては、外壁の塗装作業中(4~6日程度)続きますが、近隣のお家が密集している場合などは注意が必要です。
但し、水性に比べてさらに、手触り・発色・艶のコストパフォーマンスが高いメリットもあります。

◆樹脂別(シリコン・ウレタン・アクリル)の割合のグラフです。

外壁塗料

2023年も、シリコンの人気が80%と高いです。
(※集計を始めた2019年以降変動なし。)
ですが「シリコン系の塗料」であっても含まれるシリコンの量は違っており、その差が価格にも表れます。
シリコンでもピンからキリまであるので、「シリコンだから安心」「シリコンだから高い」という思い込みは危険です。
「花まるリフォーム」では、シリコン系の塗料にも様々なグレードがあることを、見積り時に詳しくご説明させていただいています。

「花まるリフォーム」の外壁塗料の「色」選びの方法

次に、外壁の色選びを行います。
お客様には決定済みの塗料の種類に合わせて、メーカーのカタログや日本塗料工業会の色見本帳をご覧いただきます。
その中から候補として3色をお選びいただき、A4サイズの「塗り板サンプル」を発注いたします。
これは、実際にサイズが大きくなるほど色が薄く見ますので、大きな見本でより正確に仕上がりのイメージを確認していただくために行っているサービスです。
このような流れで、お客様ご自身で色を決定していただく事になります。
特に外壁の色は、1色だったものを1階と2階部分で2色に分けたり、その逆にしたりすることもできます(有料)。
また、屋根の色との組み合わせ以外に、アクセントとなる幕板の色や2色であればその組み合わせによっても仕上がりは千差万別です。

2023年「花まるリフォーム」で施工された外壁塗料の色傾向

それでは、このようにして2023年に「花まるリフォーム」で実際に施工された
お客様がお選びいただいた外壁塗料の色傾向の集計結果をグラフで発表いたします。
◆「外壁塗料の色傾向」の結果はこのようになりました。

外壁塗料

 

屋根塗料と違い、外壁塗料は色番号がメーカーやカタログによって違う事、ほとんどの方が微妙に違う沢山の色の中からをバラバラにお選びいただくため、色番号ではなく、色の傾向として集計してみました。もちろん、元々の家の色と同じにされる方は最も多くいらっしゃいます。

☆ランキング上位は…
1.白
2.ベージュ
3.グレー
4.薄いベージュ
5.薄いグレー

2023年は「白」が圧倒的に多かったです。具体的には、白系の「AC-1002」という色が6件で最多でした。
(※ちなみに次点は同じく白系の「AC-1035」5件でした。)
「白」と言っても色見本を見ればほんの少しだけ色味の違う「白」がずらりと並んでいます。
左上の「シロ」というのが純白ですが、それよりは少し温かみのある「白」が選ばれやすいです。

「薄いベージュ」も遠くから見れば、ほぼ「白」です。
また、「ベージュ」・「グレー」は新築時の戸建によく見られる色です。
「黒」・「イエロー」・「ネイビー」・「グリーン」など原色を選ばれた方は塗り替えで色を変えられた方に多いです。
なお、タイルの外壁の場合は、「クリア」になります。

2023年の外壁塗料のまとめ

外壁塗料も「遮熱塗料」を選びたい…というお客様もたまにいらっしゃいますが、外壁は屋根に比べると日が当たりにくく「遮熱塗料」の効果は期待できません。それよりは、よく見かけますが苔が生えていたり汚れていたりする外壁の美観を改善することを考えることをおすすめしています。

色選びの際、「花まるリフォーム」では「カラーシュミレーション」をお作りしていません。
もし簡単にイメージしたい場合は、エスケー化研の「住宅塗り替えシミュレーション」をご利用いただくといいかもしれません。
お渡ししたエスケー化研のカタログを見ながら色番号を入力してみてください。
2023年の一番人気の屋根色と外壁色で作成してみたのが以下の画像です。
家のタイプもご自身の家に近いものをお選びいただけます。

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投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。