2023年に施工した屋根塗料の集計結果を発表します!

家を建てたら約10年ごとに外壁と屋根をメインとしたメンテナンスを行い、大切な家をベストな状態に保っていく事が重要です。
室内のリフォームと違い、家の外観の形状等を変えるのは簡単ではありません。
そこで、ほとんどの方にとってまず重要なのは、外壁・屋根塗装工事の場合、塗料の「種類」と「色」の2つとなります。

「花まるリフォーム」の屋根塗料の「種類」選びの方法

「花まるリフォーム」では、まず塗料の性能や特徴からそれぞれのお家に合わせたいくつかの種類の塗料をご提案し、ご契約時にお選びいただきます。

元々のお家の構造(木造・鉄骨・鉄筋)や素材(モルタル・サイデイング)により適した塗料がございます。
そちらは、お見積りの際に個別にご説明させていただいております。
屋根塗料選びは、それぞれの塗料の特徴「耐久寿命」・「価格」・「臭い」・「艶あり/なし」・「遮熱」等と建物の構造・素材との組み合わせを総合的に検討した上でお選びいただいています。

2023年「花まるリフォーム」で施工された屋根塗料

それでは、このようにして2023年に「花まるリフォーム」で実際に施工されたお客様がお選びいただいた屋根塗料の種類の集計結果をグラフで発表いたします。
(※2019年の屋根塗料の集計記事は2020年2月のスタッフブログにございます。)
(※2020年の屋根塗料の集計記事は2021年5月のスタッフブログにございます。)

◆「屋根の塗料」の結果はこのようになりました。

屋根塗料

屋根塗料の場合、「花まるリフォーム」では遮熱塗料をお選びいただく方がほとんどです。
2023年は、すべての方が遮熱塗料をお選びになりました。
もはや遮熱塗料は屋根塗装工事の定番と言えるでしょう。
エスケー化研の「クールタイト」シリーズがおすすめの遮熱塗料になります。
2023年は日進産業の「ガイナ」と水谷ペイントの「快適サーモ」シリーズで施工された方はいらっしゃいませんでした。
屋根の場合、少しでも涼しくなるのを期待されるお客様が多いです。

また、遮熱塗料の中で「クールタイト」「クールタイトSi」の施工が多い理由は、「花まるリフォーム」では当初より遮熱塗料に注目し「クールタイト」「クールタイトSi」の「CLR-106(グレー)」または「CLR-121(セピアブラウン)」をお選びいただくと、通常の屋根塗料と同じ金額で施工させていただく「遮熱塗料グレードアップキャンペーン」を常時行っているからです。

◆遮熱塗料の割合をわかりやすくしたグラフです。
※ちなみに2021年以降の遮熱塗料の割合は100%を保持しています。

遮熱塗料をお選びいただいたお客様からは、涼しくなったとご感想をいただく事もあります。
遮熱塗料については、お家の構造や条件により効果の感じ方に差は出てくるようです。
今はどのメーカーからも遮熱塗料が発売されており、試される価値のある商品かと思います。

「花まるリフォーム」の屋根塗料の「色」選びの方法

次に、屋根の色選びを行います。
屋根の色のポイントは、まず「遮熱塗料の効果を生かす色選びがおすすめ」という点です。
「花まるリフォーム」では「世田谷区」と「杉並区」で毎年遮熱塗料を使用した場合に使える「補助金制度」の申請をお手伝いしています。
(令和5年度は4月に発表されました。)
令和5年度 世田谷区エコ住宅補助金
杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成(令和5年度)

その際に、遮熱効果の高い色がメーカーの日射反射率の数値により決められています。
(補助金対象は日射反射率50%以上です。)
そのため、補助金を申請される方や前にお話しした「遮熱塗料グレードアップキャンペーン」をご利用される方の場合、屋根の色はほとんど決まってきます。逆に、金額よりも屋根の色にこだわりのある方は、屋根塗料のカタログより自由にお選びいただいています。
しかし、家の形状により屋根がよく見えたり、ほとんど見えないお家もありますのでご注意を。

2023年「花まるリフォーム」で施工された屋根塗料の色

それでは、このようにして2023年に「花まるリフォーム」で実際に施工されたお客様がお選びいただいた塗料の色番号の集計結果をグラフで発表いたします。
◆「屋根塗料の色番号」の結果はこのようになりました。

やはり、ダントツの一番人気は「CLR-106(グレー)」でした。
続いて「CLR-121(セピアブラウン)」です。1位と2位はここ5年間変動なしです。
この2色は弊社の「遮熱塗料グレードアップキャンペーン」の色になりますが、「CLR-121(セピアブラウン)」は補助金の対象外です。

☆グラフ上の補助金の対象となる色の例(日射反射率50%以上)
「CLR-142(フォレストグリーン)」「CLR-102(チェスナットブラウン)」「CLR-106(グレー)」
☆グラフ上の補助金の対象とならない色の例(日射反射率50%以下)
「CLR-146(モスグリーン)」「CLR-113(チョコレート)」「CLR-108(アイビーブラウン)」「CLR-121(セピアブラウン)」

◆わかりやすく色の傾向をグラフにしてみました。

昔は、屋根の色は赤や青もありましたが、最近はグレー・黒・茶が主流です。
お家のデザインや外壁の色との組み合わせでグリーンをお選びになった方もいらっしゃいました。
単純に、黒などの濃い色は太陽の熱を吸収しやすく、白っぽい屋根は逆に吸収しにくいです。(日照反射率の違い)
また、屋根の場合は、屋根の勾配や外観の見え方で多く見えるお家もあれば、ほとんど見えないお家もあります。
屋根が多く見えるお家の場合ほど色選びを慎重にされる傾向があります。

2023年の屋根塗料のまとめ

最近では、夏の気温上昇が問題化し、自治体の省エネ事業もそれを後押しする形となり、遮熱塗料の人気が毎年高くなっています。

メーカーでは、弊社はエスケー化研の「クールタイト」シリーズをおすすめしています。
もちろんお客様のお好みで、水谷ペイントの「快適サーモ」シリーズや日進産業の「ガイナ」や日本ペイントの「サーモアイ」シリーズもお選びいただけます。また、屋根の雪が滑らないようにご相談を受けて、ザラザラした表面になるような塗料をおすすめする事もあります。
お客様のご要望をお伝えいただく事でベストな塗料選びができますので、お見積りの際にご要望を詳しくお聞かせいただければと思います。

色については、金額面(キャンペーン、補助金)と遮熱効果が期待できる「グレー」を選ばれる方が多いです。
最近は道を歩いていても、新築住宅に黒ではなくグレーの屋根が意外と多いのに気づくはずです。
宜しければ、お散歩の時にでも是非注意してご覧になってみてください。
色選びで迷ったら実際にいろんなお家を見てみるとイメージしやすいのでおすすめです。

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投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。