訪問業者に「屋根の板金が取れかけている」と言われたのですが…
訪問業者が使う営業トークに「屋根の板金が取れかけている」と言うものがあります。
今回はそのように言われたらどのように受け止めれば良いのか?についてお伝えしたいと思います。
「屋根の板金が取れかけている」という営業トークについて
外壁塗装を行う「きっかけ」として、飛び込み業者が来たというのは昔から一番多いパターンかもしれません。
普通の業者は、工事をしなければならないきっかけや、決断への後押しをする必要があるので、色々と「不具合箇所がある」と指摘をして工事への意欲を高める必要があるのです。
一般的な訪問業者は「近所で工事をしていて…」と親切そうに近づいてくる
普通に業者として訪問すると100%インターフォンにも出てもらえません。
ですから業者も知恵を絞ってセールスをしようと工夫してきます。
別の記事で書いていますが、そのような事を言って来る若い職人風の(訪問販売の営業マン)で、本当に近所で工事をしているパターンは絶対にありません。
見積りを依頼した業者も似たようなことを言う…
飛び込みの営業マンに言われてそれは断ったけれど、いずれにしても築年数からそろそろ外壁塗装は考えている、と言うケースが多くなります。
そこで見積りを依頼してみると、その飛び込み業者が言っていたのと似たような指摘をされる事があります。
誰でも違う人に2回も同じことを言われるとそれが本当の事のように感じてしまいます。
よく業者が指摘する、屋根劣化の4パターン
よく業者が指摘する屋根の劣化は、以下の4つのパターンが多いです。
- 板金の釘が抜けている
- 屋根に苔がある
- スレート屋根に割れや欠けている箇所がある
- スレート屋根にスキマが開いている
隣近所が同じタイミングで建てられた建売り住宅という事も多く、窓から隣の屋根を見ると確かに指摘されたような状況が見える事でしょう。
新築工事が正しいと、それ位しか「ツッコミ所」が無い??
外壁塗装を行う時期が一般的に「築10年」というのは、常識と言って良いと思います。
その時期が過ぎていたら上記のように…
- 屋根の釘が浮いていたり無くなっていたりするのは、築年数からするとごく普通のことになります。
- 苔は生えていなかったら異常なくらいなので、こちらも当然です。
- 割れや欠けについても同様で、通常の経年劣化の範囲内。
- 屋根のスレートはスキマが無いといけないので、開いていた方が良い。
つまり上記のような「劣化」というのは…
50歳になったら白髪やシワ・シミが出ます老眼になって細かい字が見えにくくなります
というのと一緒です。
「屋根の補修が必要です」とわざわざ言う程の何か特別な事では無く
「通常行う工事の範囲内の補修」になります。
逆に上記以外に指摘箇所が無いのであれば、新築時の工事が適切だったことの証明になるとは思います。
まとめ
上記のことから
板金の釘が抜けている・屋根に苔がある・スレートに割れや欠けがある・スレート屋根にスキマが開いている
などと言われたら…
築年数を考えてみて、10年以上経っていたら外壁塗装の時期が来ているんだな、という単なるキッカケにしてください。
そして、あらためて見積り依頼をする業者を考え始め、出来るだけそのことをオーバーに表現しない業者に依頼する事をお勧めします。
投稿者プロフィール
- 花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。
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