外壁塗装工事中の窓の開閉
「外壁塗装の工事中には窓が開けられない時期が出て来る」というのは、皆様ご存知の方も多いかと思います。
ただ、工事中ずっとなのか、それとも一時期だけなのか…
実際の工事が始めると急に気になって来ますし、軽く考えていたけれど窓が開かないというのは意外と息苦しく感じるものです。
工事をするには避けられない事ではありますが、あらかじめ分かっているのといないのとでは、いざ体感した時の衝撃が違って来ます(笑)
そこで今回は、外壁塗装の工事中の「窓の開閉問題」について解説していきたいと思います。
- 外壁塗装の時に窓の開閉が出来るか気になる方
- 夏でもエアコンを使わないので窓が締め切りになると困る方
- 外壁塗装の工事中に室内がどのくらい暗くなってしまうか不安な方
外壁塗装中に窓が開けられない時期
外壁塗装の工事中で、窓が開けられないのは以下の2回です。
- 高圧洗浄中
- 塗装作業中
では、この2回について詳しく解説していきましょう。
① 高圧洗浄
高圧洗浄の時に窓が開いていると!
高圧洗浄とは外壁や屋根全体を丸洗いする、外壁塗装では足場組み立て後の最初の工程です。
屋根や壁を洗うと汚れた水が窓にも飛び散ります。
その汚れを洗い落とすのに必ず窓にも水を掛けて洗います。
ですから高圧洗浄の時に窓が開いていたら大変です。
室内が水浸しになってしまいます!
窓に鍵が掛かっていないと水圧で窓が開いてしまうので、閉めてある筈の窓も事前にチェックしておかないと危ないですから気をつけて下さいね。
高圧洗浄の期間・作業時間
高圧洗浄は通常1日で終わります。
時間帯は短ければ2時間程度で終わります。
長い場合は朝から夕方まで掛かる場合もあります。
※洗浄の日はお家も職人もびしょ濡れになってしまうので、洗い終わったらその日の工事は終了になります。
高圧洗浄の時に窓以外に閉める必要がある場所
高圧洗浄の時に限り、窓以外にも閉めておくべき場所があります。
室内の壁に付いている換気口です。
職人もわざわざ換気口に向けて水を掛けませんが、念のため閉める事が出来る場所は閉めて頂けると万全です。
② 塗装作業中
窓にビニールを貼る事の専門用語「養生」とは?
外壁塗装をする時には、窓や床など塗らない所をペンキで汚さないようにビニールを貼ります。
この作業は英語で言うと「マスキング」ですし、日本語で言うと「養生」と言います。
養生のビニールが窓に貼ってあると、窓が開いてもビニールで塞がっているのでかがを通すことが出来ません。
養生の期間
高圧洗浄が終わったら次の作業が養生です。
戸建住宅1棟の養生を終えるまでには、おおむね1日~2日程度かかります。
養生が貼り終わったら、基本的には外壁を塗り終わるまで貼ったままです。
貼ってある期間は戸建住宅1棟で5日~7日程度になります。※雨や休校日などを除く
外壁の上部に塗装カ所がある場合(軒先や雨どい・天井部分など)は、外壁を塗り終えてもその部分を塗り終えないと窓の養生が外せない場合もあります。
養生した窓の視界は?
窓の養生に使うビニールの素材は、スーパーに置いてあるロールの薄い袋に似ています。
不透明なので外の景色はすりガラスのようにボンヤリとしか見えなくなってしまいます。
同時に職人から室内が丸見えになることも無くなり、外で作業をしている人影が見える程度になります。
養生した窓の採光は?
養生した窓に入る光はそれ程変わらず差し込みますので、真っ暗になってしまう程ではありません。
室内の観葉植物などへの影響も特に無いかと思います。
養生の密閉感のストレス
養生してある窓には開けてもビニールがあるので締め切りの状態です。
窓を開けても風は通りません。
この「密閉感」をストレスに感じる方とそうでない方には個人差があり一概には言えませんが、ストレスがゼロでは無いと思っていた方が良いでしょう。
ストレスの軽減法
このストレスの軽減方法は【心構え】と【諦め】です(^^;;;
あらかじめ密閉される・ストレスが多少ある、と分かっていれば、養生が始まった時にも驚かなくて済みます。
概ねストレスの元は【意外な出来事】に対して起こるものですから、分かっていればストレスも軽減できる筈です。
まとめ:外壁塗装中で窓の開閉が出来る時期
外壁塗装の作業中には、少なからず窓の開閉が出来る時期もあります。
外壁塗装の工程で窓が開けられる時期と開けられない期間をまとめてみました。
窓の開閉:工事の工程
○ :足場の組立(1日)
× :高圧洗浄 (1日)
△ :養生中 (1日)
○ :屋根の塗装(2日)
× :外壁の塗装(3日)
× :細部塗装 (1日)
○ :養生外し (半日)
○ :清掃 (半日)
○ :足場の撤去(1日)
△ :雨・休工日(2日程度)
このように全行程が13日の場合、窓の開閉が出来ない日数は約6~8日間、窓の開閉が出来る日数は5~7日間となります。
ずっと養生がされている訳では無いので、窓にビニールが無い場合は窓を開けられます。
どうしても窓を開けたい場合は…
花まるリフォームでは、どうしても窓を開けて風を通したくなった場合には「養生ビニールの中央を切って風を通して下さい」とお伝えしています。
その際は、翌日職人に該当箇所を教え下さい。
破れたままで塗装をしてしまい、窓がペンキだらけになってしまいますので、ビニールを貼り直して塗料が窓に付かないように復旧いたします。
またあらかじめ「どうしても…」という場合には、リビングなど1カ所だけ写真のような養生の仕方で作業の直前まで風が通るようにも出来ます。
塗装工事中も出来る限り室内に風を通したい場合には、その旨花まるリフォームまでお問い合わせ下さい。
出来る限り対応させて頂きます。
投稿者プロフィール
- 花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。
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