中古住宅を購入後に外壁塗装を計画する時のポイント
ついては、屋根及び外壁の塗り替え、バルコニーの防水対応を考えています。延床面積は30坪で、二階建です。
予算は、100万円程度を考えています。引渡しが、2か月先なので、それから1か月後迄に工事が終わればと思っています。
どのような内容なら、どれくらいで出来るのでしょうか?
最近は、このような中古住宅をリフォームして住む【リノベーション】が流行っていますね。
(リノベーションは、新築よりも安くて良い場所に住む事が出来るのが魅力ですね)
そんな夢が膨らむ計画のお手伝いとして外壁塗装をご依頼頂く時に、プロとして「ここに気を付けておくと良いポイント」があります。
今回はそんな中古住宅のリノベーション外壁塗装で、気を付けたい3つのポイントをお伝えします。
- これから中古住宅を購入する方で、外壁塗装を行う予定の方
- 中古住宅購入後の外壁塗装の予算の目安や手順
外壁塗装の予算
中古住宅本体の購入資金の目途を立てた上で、外壁塗装の分の予算も立てなければいけません。
予算の目安は下記ページをご参考に、下記2つの組み合わせで選んでみて下さい。
各フロアの床面積
一般的には【延床面積】といいますが、建築図面には【建築面積】というふうに書いてある場合もあります。
各階の床面積の合計です。
床面積の単位は、【平米(㎡)】の場合と【坪】の場合があります。
(1坪は3.3平米です)
本来なら、外壁塗装の金額を算定するのは床の面積では無く壁の面積になります。
(例えば、同じ床面積のお家でも正方形の外壁と、長方形のお家では外壁の面積が違ってきます)
ただ、概算を考える時には目安になるため便宜上下記のような床面積の区切りを付けています
- 2階建て・20坪(66平米)
- 2階建て・25坪(82.5平米)
- 2階建て・30坪(99平米)
- 2階建て・35坪(115.5平米)
- 2階建て・40坪(132平米)
- 3階建て・35坪(木造3階建て)
- 3階建て・40坪(鉄骨3階建て)
- 2階建て・45坪(二世帯住宅)
※上記の区切りは花まるリフォームオリジナルのもので、特に一般的なものという事ではありません。
外壁塗装の塗料のグレード
塗料はどのメーカーの塗料を使うかや、そのグレードによって工事価格や寿命が違って来ます。
花まるリフォームでは下記のグレードに分けています。
- 1液水性シリコン
- 2液油性ウレタン
- 1液水性ラジカル
- 2液油性シリコン
- 2液水性シリコン
- 艶消水性シリコン
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その他工事の予算
外壁塗装をする場合には、屋根の塗装屋バルコニーFRP防水のメンテナンスが必要になる事が多いです。
屋根の塗装
屋根塗装の費用も塗料の種類によって変わって来ます。
また、屋根の傾斜(勾配)によって足場の費用が加わる場合があります
(6寸勾配以上の場合)
屋根に職人が乗って落ちないような傾斜の場合(6寸勾配以下)は、おおむね20万円~30万円程度が一般的です。
バルコニーのFRP防水のメンテナンス
バルコニーのFRP防水の場合は、【塗り替え工事】と【防水のやり直し工事】の2種類の工事内容に分かれます。
【バルコニーのFRPの塗替え工事の場合】
床の長さ1mごとに7,500円程度の費用になります。
バルコニーのFRP防水に塗る塗料にもグレードがあり、上記の単価以下の場合には新築時とはグレードの落ちる塗料で塗る事が多くなります。
【バルコニーのFRPの再防水工事の場合】
床の面積1平米ごとに1万5千円~の費用になります。
バルコニーのFRP再防水には工事のグレードがあり、どのような工事内容になるかは現地調査をしてみないと分かりません。
外壁の仕様(モルタル・サイディング・ALCなど)
外壁塗装の費用に関わる部分でもう一つ大切なのが、目地の交換工事が必要な外壁と、不要な外壁があるという事です。
外壁がパネル状の家の場合(サイディング・ALC・ヘーベル・その他)には、目地部分の交換が必要です。
この「目地部分の交換」の事は二つの呼び名があり、コーキングと呼んだりシーリングと呼んだりします。
外壁がモルタルの家の場合(セメントで塗ってある壁のイメージです)には、交換する目地がありません。
つまり、外壁塗装をする場合には、モルタルの家の方がお安く済み、サイディング・ALC・ヘーベルの外壁の方は追加で目地交換の費用が掛かります。
雨どいの交換
築年数が15年以上経っている家の場合、チェックしておいた方が良いのが雨どいの劣化です。
(歪んでいたり・破損していたりしていないか?という事)
雨どいの平均寿命は約25年です。
雪で歪んでいたり曲がっていたりすると、後で結局足場を掛けて直さなければなりません。
契約までの期間でしたら、売主さんや不動産屋さんに言って修理代金を負担してもらえる可能性が有りますが、後日分かった場合には補償範囲外になってしまいます。
工事希望日までの日程(新築気分で入居したい場合)
外壁塗装のご依頼から工事完了までのタイムスケジュールは以下のようになるのが一般的です。
- 見積りの依頼
↓1週間後 - 現地調査(見積り)
↓1週間後 - 見積り完成(検討期間)
↓1週間程度 - 契約の連絡
↓1週間後 - 契約・色決め
↓約1か月後 - 工事開始
↓約2週間後 - 工事終了
このように、業者に見積りの依頼をしてから工事開始までが最短で2か月程度必要です。
また、工事に2週間程度掛かります。
工事が終わってからお引越しをする、という場合には全体で3か月前に見積り依頼を始めると余裕があるでしょう。
この場合には、前の持ち主さんがまだお住いの時に現地調査をする事になります。
引っ越しをしてから外壁塗装をするよりも、外壁塗装が終わって綺麗になったお家に引っ越して来ると、新築気分で入居が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中古住宅を購入するだけでも大変な作業ですが、この場合はその後のリノベーションまでが1つの区切りになります。
意外とこの部分に全体で3か月も掛かるというのは分かりにくいもの。
ただ、ここで慌ててしまうと、せっかくの新居のスタートが残念な感じで始まってしまいます。
何でも同じかもしれませんが「計画はお早めに・余裕を持って」という事かもしれません。
投稿者プロフィール
- 花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。
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