2024年7月9日 / 最終更新日 : 2024年7月9日 高橋 良一 外壁塗装大辞典

外壁塗装で差し入れしなかったら失礼？タイミングや選び方

外壁塗装 差し入れしなかった

外壁塗装工事の職人さんに差し入れしなかったら失礼なのかな？とか、作業の邪魔になりそうで渡すタイミングがわからないし、どんなお菓子や飲み物が良いものか……など、対応に悩む施主さまも多いのではないでしょうか。

結論としては職人へ差し入れは必要なく、渡さないから失礼になることは一切ありません。とはいえ、ご厚意で差し入れをしていただけた場合はうれしいと感じるのは当然のことです。

そこでこの記事では、外壁塗装で職人へ差し入れをしようと考えている施主さまに役立つ以下の項目を紹介します。

この記事でわかること

これから外壁塗装しようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

外壁塗装で差し入れしなかったら失礼？職人のリアルな意見

外壁塗装 差し入れしなかった「外壁塗装をしたお隣さんは差し入れをしたらしいけど……」「差し入れをしなかったら気を悪くするのではないかしら……」などと、差し入れについて心配される施主さまも多いのではないでしょうか。

結論から言えば、外壁塗装の職人に差し入れをしなかったとしても失礼になることはないので、安心してください。そもそも、施主さまから職人へ差し入れをしていただくのは決して当たり前のことではなく、昔の慣例が関係しています。

施主からお菓子の差し入れやお茶出しは施工現場での慣例

昔は家を建ててくれる大工さんの休憩に合わせて、施主がお菓子の差し入れやお茶出しをする慣例がありました。「自分が心地よく住むための家を丁寧に作ってくれてありがとう」と、感謝の気持ちを込めて差し入れやお茶出しをしていたのが現代でも伝わっています。

仕事中は難しくても、休憩中なら職人とコミュニケーションを図ることができるため、施主が希望を伝えながら理想の住まい作りに活かせられるのがメリットです。また、職人も休憩でリフレッシュして仕事に対する士気を高められるため、施主と職人の双方にメリットがあります。

差し入れをしなくてもデメリットが生じるものではない

もし職人に差し入れをしなくても、手抜き工事をされたり、不満を感じられたりするなどのデメリットが生じることはありません。施主さまから承っている仕事なので、職人は差し入れの有無にかかわらず丁寧に作業をおこなうので安心してください。

ただし、安全や衛生管理の面で飲食が難しい現場の場合は、施主さまからの差し入れをお断りさせていただく場合もあります。差し入れがなかったとしても職人が仕事に向き合う姿勢は変わらないので、気を遣っていただく必要はありません。とはいえ、職人のリアルな意見としては、差し入れをしていただけるとうれしいと思うのは事実です。

職人のリアルな意見

職人の立場としては差し入れをしていただくと、やはりうれしいと感じられます。外壁塗装に限らず、どんな現場であっても施主さまからのお心遣いはありがたいと思うのがリアルな意見です。

職人は決して期待しているわけではないのですが、施主さまから感謝の気持ちとして差し入れをしていただけることで、お互いに良い関係を築くことができるのではないかと思います。そこで、職人の立場として差し入れをしていただけるとうれしいと感じるタイミングについても紹介します。

外壁塗装で毎日差し入れしなかった場合は？タイミングや頻度の目安

外壁塗装 差し入れしなかった

外壁塗装中の職人に毎日差し入れをしたほうが良いのか、どのタイミングが良いのか、何を渡したら良いのか……など、差し入れに関してあれこれ悩むことがあるものですよね。

差し入れに関する疑問について、職人の立場からいくつか紹介します。

毎日ではなくてもOK！工期に応じて数日に1回の頻度がおすすめ

外壁塗装の工事内容によって異なりますが、1週間～10日ほどの工期にわたることが多いです。工事期間中に毎日差し入れをしたほうが良いか？と迷われるかもしれませんが、数日に1回の頻度で十分です。

毎日差し入れをしていただくのは大変で、施主さまにとって大きな負担に感じられるのではないでしょうか？数日に1回差し入れをしていただくだけでも、とてもありがたいです。

家にいるなら休憩のタイミングに出すと喜ばれます

差し入れをどうやって渡したら良いのか？と気になる方も多いですよね。不用意に声をかけて作業を中断させるのは気が引けるとか、高所作業中は声がかけられないなど、差し入れを出すタイミングが難しいと感じられるかもしれません。

もし施主さまが家にいらっしゃる場合は、休憩のタイミングに渡していただけるとありがたいです。ただし、休憩のタイミングはだいたい10時・12時・15時などが多いものの、作業の進み具合によって毎回変わるため、直接受け取れない場合もあります。可能であれば職人に声をかけていただけるか、休憩場所に置いていただけるとうれしいです。

外出中なら置き場所に配慮する

施主さまが家にいない場合や、休憩時間のタイミングがわからず直接渡せない場合などは、職人が休憩する場所に置いていただけると助かります。

屋外の場合は直射日光が当たらない涼しい場所や、クーラーボックスの中などの置き場所に配慮していただけると、とてもありがたいです。

季節に応じたお菓子や飲み物の選び方

どんなものを差し入れにして渡したら良いかと悩む場合は、季節に応じた選び方をおすすめします。

お菓子は傷みにくい個包装がおすすめ

お菓子はできるだけ個包装で、傷みにくいおせんべいやクッキー、おつまみなどがうれしいです。すぐに食べてしまわないと傷みやすい生菓子だと、工事を中断して休憩しなければいけない……となり、作業工程に影響するかもしれません。

夏は熱中症対策のお菓子や飲み物だと喜ばれる

夏場は熱中症のリスクがあるため、塩飴や冷たい飲み物が職人に喜ばれます。飲み物は水分補給に適したスポーツドリンクやお茶がおすすめです。逆に避けたほうが良いのはチョコレート菓子で、すぐに溶けてしまいます。

冬は温かい飲み物や中華まんなどがおすすめ

気温が低い冬場は、温かいお茶やコーヒー、ミルクティーなどの飲み物が喜ばれます。また、ホカホカの中華まんはお腹もしっかり満たされて、冬場の休憩時にはとてもうれしい食べ物です。

なお飲食に限らず、カイロをいただけるのもうれしいです。

外壁塗装で差し入れしなかったとしても失礼ではありません

この記事のまとめ

  • 外壁塗装の職人に差し入れをしなくても失礼にあたらない
  • 施主さまのご厚意でいただけるのはとてもうれしいもの
  • 家の施工現場では差し入れをする慣例が今でも続いている
  • 慣例では施主が感謝を伝えるために差し入れをしてきた
  • 職人とコミュニケーションを図るために役立つメリットも
  • 差し入れがなくても仕事に向き合う姿勢は変わらない
  • 工期中は毎日の差し入れは不要で数日に1回で十分
  • 休憩のタイミングに直接渡すか置いておくのがおすすめ
  • 季節に応じたお菓子や飲み物の選び方がうれしい

外壁塗装中の職人にお心遣いで差し入れをいただけると職人はとてもうれしいもので、ありがたく頂戴いたします。もし差し入れをしていただかなくても、施主さまから依頼されたお仕事は誠心誠意しっかり対応いたしますので、ご安心ください。

外壁塗装の工事中に気になることがあれば、遠慮なく職人に声をかけていただけると幸いです。

投稿者プロフィール

高橋 良一
花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負（苦笑）があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。

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