世田谷区M様邸|破風板など劣化した木部の塗装にはケレンと下塗りが重要です
世田谷区M様邸 外壁屋根塗装工事 (2016年3月26日 完工)
工事のきっかけ・お客様とのエピソード
M様のお家は10年ぶりくらいの塗替えで、今回の懸念項目は「破風板の劣化」です。
破風板が木製の場合、経年劣化には勝てません。まめにお手入れを行っていても「木」の性質上どうしても表面が腐朽してきます。
塗装によって劣化を遅らせることは可能ですが、常に紫外線や風雨に晒されている破風板はとても厳しい環境にある部材です。
劣化の状態によっては塗替えで済むのか、それとも交換(貼替え)が必要なのか、判断が分かれるところですが、今回は塗替えを行うことに決定しました。
木部の塗り替えでは、塗装前の下地処理が重要です。
「ケレン」と呼ばれる作業で劣化してハガレかかった古い塗装膜jを削ぎ落とし、塗装が出来る状態に整えます。
その後に、剥がれた部分と剥がれていない部分の下地の吸い込みを均一にするために下塗りを2回塗ります。
下地が整ったら、最後に仕上げ塗装を2回行います。
丁寧な下地処理のおかげで見事な仕上がりとなりましたが、これ以上破風板の劣化が進んでいたら…塗装では無理だったかもしれません。
その場合は、貼替えかカラー鋼板を貼り付けるなどのカバー工法が必要となってきます。
破風板以外の部分はとても健康的なM様邸。
屋根には遮熱塗料の「水性クールタイトシリコン」を使用し、その中でも遮熱効果の高いグレー色で塗り替えました。
屋根は夏が来るのが楽しみです。
外壁は「ほぼ白」と呼ばれる色番号「N-90」で塗ったおかげで「憧れの真っ白いおうち」がさらにパワーアップ!
裏の通りでは建売住宅の建設工事真っ最中ですが、新築のおうちにまったく見劣りしないM様邸でした。
施工前の状態はこちら
施工前の外観です。 |
施工前の屋根です。 |
木部の劣化が激しく、破風や帯板がボロボロに。 |
施工前の外壁です。触れてみたところチョーキングを確認。 |
施工前のトタン屋根。こちらもチョーキングが見られます。 |
軒裏も外壁同様に塗られています。 |
工事開始
外壁塗装
洗浄後、木部を中心にケレンを行います。 |
外壁の下塗り中です。 |
続いて中塗り・上塗りです。 |
屋根
はじめに高圧洗浄を行います。 |
屋根の下塗りの様子。 |
中塗り・上塗りで仕上げます。 |
その他
お施主様のお車にはカーカバーをお掛けしています。 |
塀も塗装を施しました。 |
鉄部塗装は手塗りの他、雨戸は吹付け塗装で仕上げています。 |
施工完了
施工後の外観です。 |
施工後の屋根です。 |
施工後の外壁です。白系のN-90で塗装。 |
施工後のトタン屋根。チョコレート色に調色して装されています。 |
雨垂れが目立たないよう、窓枠下にはツタワンDを取付けました。 |
塀も外壁と同様、きれいに塗装されました。 |
施工事例データ
塗装履歴・工事日程・工事日数
塗装履歴:4回目以上の外壁塗装 | 日程:2016年/平成28年 3月11日~3月26日 |
工期:15~16日間 (休工日含む) |
築年数・建物の構造・外壁の種類
築年数:20年以上 | 構造:木造/モルタル/2階建て | 外壁の種類:ジョリパット(艶消し)珪藻土風・コテ仕様 |
足場・外壁・屋根・予算
足場:301㎡以上 | 外壁:201㎡~220㎡ | 屋根:121㎡~140㎡ | 予算:150万円~200万円 |
外壁塗料・屋根塗料・色
外壁塗料:SK化研/水性セラミシリコン 塗装色:N-90 |
屋根塗料:SK化研/クールタイトSi 塗装色:CLR-106(グレー) |
細部塗装:日本ペイント/ファインウレタンU-100 塗装箇所:雨どい・破風板・ヒサシ・等 |
その他工事
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