注意!外壁塗装の工事用カーカバーで車に傷が付く!?
カーカバーとは
カーカバーとは、塗装工事の現場近くに車がある場合に、保護する目的で掛ける車専用のカバーのこと。
自動車養生シート・カーシートとも呼ばれることもあります。
カーカバーが必要な場合はどんな時?
カーカバーの主な目的は塗料飛散におけるトラブルを未然に防ぐためのものです。
足場のメッシュシートだけでは防ぎきれない飛散を防止し、万全を喫するという意味合いが強いです。
足場のメッシュシートから1m以内に車がある場合には、塗料の飛散を防止するカーカバーを掛けておけば安心して作業が出来ます。
また、以下の工事内容の場合にもカーカバーが必要です
- 高圧洗浄の時に汚れた水が掛らないようにカバーをしておきたい場合
- ケレンや錆び落としの作業の時に、車に埃やゴミが付かないようにカバーをしておきたい場合
カーカバーを掛ける時の【重要な注意点】
カーカバーを掛ける場合には、気を付けなければならない重要なポイントがあります。
それは、あらかじめ許可を取っておかないと大きなトラブルになる場合がある、という事です。
カーカバーを掛ける目的は車を保護する為なのですが、「カーカバーを掛けて欲しくない」・・・
というより「カーカバーは絶対に掛けさせない!」と言われてしまう場合があります。
その理由は「カーカバーを掛けると車に擦りキズが付くから」
そう言われてみれば、確かにビニールのカバーだと擦った跡には細かなキズが付くかもしれません。
大切にしている車が傷ついても良いという人はいませんのでお気持ちは十分理解できます。
そこで最近、そんなご要望に応える形で「不織布素材のカーカバー」も発売されています。
不織布はCDやDVDのケースにも使われる素材で、傷が付きにくいのが特徴です。
とは言え、どんな車にでも許可なく勝手にカバーを掛けてしまうと、「カバーで傷が付いた」「こんな所にキズは無かった!」などのトラブルになりかねません。
塗料飛散のために掛けたカバーがトラブルの元になってしまうのです。
ですから、事前のご近隣挨拶の時などにきちんとご了承を得ておくか、万が一カーカバーが不可の場合は何らかの対策を講じなければなりません。
カーカバーの素材の種類とサイズ
- ビニール製(塗料を完全に防ぐことが出来るが、風で飛ばされてしまったり、車に擦りキズが付く心配がある)
- 不織布製(風で飛んできた塗料程度なら表面で防ぐことが出来る。風が抜けていくので飛ばされにくく、擦りキズが付きにくい)
- 防水防塵型(工事用ではなく自家用車に常用するためのカーカバー)
- サイズ・・・車のサイズに合わせてS・M・Lサイズ、またワンボックス車用など背の高い車用のカバーもあります
カーカバーの画像
カーカバーを許可を得て掛けているところ |
車のサイズに合わせたカーカバーを掛ける |
2011年頃はビニールのカーカバーを使用していました |
2015年頃は不織布に切り替え済み |
まとめ
キズが付いてしまう恐れがあるので、今後はビニールのカーカバーは使えないでしょう。
さらに高級車が増えて来ると、不織布のカーカバーも掛けさせてもらえないケースが出て来そうです…
そうなったら、工事中は月極駐車場やコインパーキングに移動して頂くしか有りませんが…出来るだけカーカバーでお願いしたいものです。
投稿者プロフィール
- 花まるリフォーム代表。高橋塗装店の息子として世田谷で生まれ育ち22歳で職人デビュー38歳で花まるリフォームとして独立しました。戸建住宅の「外壁塗装」に関わることなら誰よりも知識と経験が有る、そんなイケナイ自負(苦笑)があります。仕事以外ではアニメとかマンガが好きな第一次オタク世代です。
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