世田谷区M様邸|雨漏りの原因は工事をしながら発見していくもの
雨漏りの原因究明に一苦労。運も味方につけた外装工事となりました。(2016年3月4日 完工)
工事のきっかけ・お客様とのエピソード
M様邸は築13年。きっかけは【雨漏り診断】のご相談でした。
M様を悩ます雨漏りは激しい風雨の時だけに発生するようです。
見積の段階で各所を点検しましたが、やはり足場を組んであらゆる箇所を点検しないと原因究明にはつながりません。
築13年で一度も塗り替えていないことから、「思い切って塗替えも一緒に!」とご提案をさせて頂くことになり「雨漏りも解消できるようなら」とご依頼を頂き、同時に世田谷区の【環境配慮型住宅リノベーション補助事業】の補助金を受けるお手伝いもさせて頂きました。
しかし簡単に原因が見つかるほど雨漏りは生易しくはありません。工事前の散水調査では雨漏りが再現せず、塗装を行いながら怪しい箇所を丁寧に潰していくという作業になりました。
塗装工事も一通り終了し、残すは最終チェックという段階になった直後に散水調査では再現しなかった雨漏りが再び起こったとの知らせがありました。
すぐにM様邸に駆けつけ再度各所を点検すると有りました、怪しいポイントが!
普段は物置に隠れている部分ですが、屋根とバルコニー笠木の取合い部分にブラックホールのような穴を発見しました。
ここなら普通の雨では吹き込みませんので雨漏りは発生しません。
一定方向からの横風が強い雨の時だけこの部分に雨水が入り込んでしまうのでしょう。
お天気が回復した翌日にこの「ブラックホール」にシール処理を施し、M様を悩ませた雨漏りは一件落着。
外壁も新築時のような真っ白な輝きを取り戻し、笑顔が弾けるM様となりました。
施工前の状態はこちら
施工前の外観です。 |
施工前の屋根です。DIYでご主人様が塗り替えた屋根はすでに色落ちが激しい状態。 |
ブリックタイルとモルタル外壁の境界部分。吹付け塗装のペンキがはみ出たままです。 |
サビが激しい鉄部。サビ止めを塗布し、塗り替える時期と言えるでしょう。 |
車庫内もチョーキングなど、年数なりの劣化が確認できます。外壁はリシン面と、ブリックタイル面があります。 |
M様邸では雨漏りを調査することに。2階サッシ上部から出ているらしく、クロスが浮いているのが確認できます。 |
施工中の様子
外壁
高圧洗浄で下地を綺麗にします。 |
外壁を下塗り。 |
その後トップを2回塗り。既存色の白系で塗り替え。 |
屋根
屋根を高圧洗浄します。 |
下塗りを塗布します。 |
屋根塗装を行います。遮熱塗料の中でも特に性能の高いグレー系で塗装。 |
その他
切れていたエアコンのドレンホースをつなげ直し、補修。 |
鉄部はサビ止め後、グレー系で塗装。 |
バルコニーのテラス屋根もサービスできれいに拭き上げました。 |
どうしてもわからなかった雨漏りの原因箇所ですが、この物置の裏側に穴が開いていました。 |
倉庫が設置された裏側にあるため目立ちにくいのですが、発見して納得!屋根からの水の受け皿になってしまっています。シール処理を施し埋めることで対処されました。 |
施工後は車庫内等を掃除。足場を外した後気持ちよくおうちを見て頂けるよう、徹底して行います。 |
工事完了
施工後の外観です。白の既存色ですが、ツヤが増し引き締まった外観に仕上がっています。 |
屋根はグレーのCLR-106。遮熱塗料のクールタイトで塗装。 |
施工後のバルコニー内。美しく仕上がっています。 |
手すり・笠木は屋根同様のグレーで塗装。 |
塗り替え前はブリックタイルとモルタル外壁で色を変えていましたが、今回は同色で塗りました。 |
車庫内壁の施工後です。白色が明るく内部を演出します。 |
施工事例データ
塗装履歴・工事日程・工事日数
塗装履歴:初めての外壁塗装 | 日程:2016年/平成28年 2月24日~3月9日 |
工期:15~16日間 (休工日含む) |
築年数・建物の構造・外壁の種類
築年数:12年~13年 | 構造:木造/モルタル/2階建て | 外壁の種類:窯業系サイディング(単色仕上げ) |
足場・外壁・屋根・予算
足場:201㎡~220㎡ | 外壁:121㎡~140㎡ | 予算:100万円~150万円 |
外壁塗料・屋根塗料・色
外壁塗料:SK化研/水性セラミシリコン 塗装色:CLR-106(グレー) |
その他工事
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