カラーシミュレーションを試してみました|練馬区A様邸
練馬区 A様邸外壁・屋根塗装事例
(2019年11月09日 完工)
ビフォー
アフター
工事のきっかけ・お客様とのエピソード
カラーシュミレーションにチャレンジ
外壁の色は家の印象がガラリと変わってしまうため、多くの方が悩まれます。
A様もそのお一人。
特にA様は多彩なタイル風のサイディングと単色のサイディングがあり、イメージがなかなか掴めなかったようでカラーシュミレーションのお願いがありました。
花まるリフォームでは、通常カラーシュミレーションは行っておりません。
それには理由があって、
WEB上のカラーシュミレーションでも画像ソフトで加工したものでも、パソコンの画面上(印刷した物)の色と、実際の塗料が違って見えることもあるのです。
カラーシュミレーションを試した理由
…しかし、A様の希望する候補が全く色の違う4色でした。
ですから今回は特別に「こんな色を塗ったらこんな感じ」と大まかにとらえていただく際のお試しとして画像ソフトを使ってカラーシュミレーションを作成しました。
また、下記のような補足資料も作り、シミュレーションやサンプル見本と出来上がりの外壁の色とが違うように見えてしまう事について、ご理解頂けるように厳重に確認を致しました。
失敗しない「カラーシュミレーションのコツ」
カラーシュミレーションには2種類の方法があります。
ただし、どちらの方法でも、シミュレーションと実際の色の違いについては同じです。
- 塗料メーカーが提供している「希望する家に近いイラスト」を使います。
希望する色を選ぶと、そのイラストにその色が塗ってある画像が表示されます。
実際の家の形やデザインとは違いますが、選んだ色が同じ画像で仕上がりの色を確認してイメージが出来ます - デジカメで「実際の家を撮影した写真」を使います。
希望する色を選ぶと、撮影下写真にその色が塗ってあるようにパソコンで加工をします。
正確には色が合いませんが、実際の家に色を塗った画像で仕上がりの色を確認してイメージが出来ます
外壁は日差しがガンガン当たる場所とほとんど当たらない場所では全く違う色に見えることもあります。
ですからカラーシュミレーションと出来上がりの色の印象が予想以上に違うことが起きてしまうのです。
弊社では通常カラーシュミレーションは行っていませんが、「施工後のイメージが違っても構わないので作って欲しい」と言うご要望に特別にお答えして今回は特別にやってみる事にしました。
また、カラーシュミレーション画像だけではイメージが違ってしまう可能性も有るので、下記の方法と2段階で色決めを行って貰うようにしました。
カラーシュミレーションだけでなく、塗り板サンプルを使って色の確認とイメージを掴んでもらう事で「外壁塗装後のイメージが思った色通り」に近づける事が出来ます。
カラーシュミレーションと塗り板サンプルでイメージ通りの色を選ぶ方法
カラーシュミレーションだけではイメージ出来ないので、今回は念には念を入れておきました。
印刷物やWEB画面の色と実際の色が異なり塗装後に「思っていた色と違う」ことはとても残念です。
それをを避けるため、花まるリフォームでは通常の色決めの手順として下記の手順を行っています。
下記写真のような【実際に塗料を塗った見本=塗り板見本】を作るのです。
塗り板見本には、実際の外壁の凹凸模様を付ける事が出来るので、その点でも現物の外壁に近いサンプルが作れます。
この見本を確認して頂き、後は脳内でイメージをして頂き最終的に決定していただいております。
最終チェックの後にA様からは「思い通りの色になった」とご満足頂けました。
【参考記事】外壁塗装の色決めで後悔しないための手順
※ 弊社では通常「カラーシュミレーション」はご提供しておりませんのでご了承ください。
多彩な風合いを活かした塗装がしたい
A様邸は、単色のサイディング部と多彩なサイディング部でできています。
多彩なサイディング部にそのまま色付塗料を塗ると単調な1色になってしまいます。
しかし、クリヤー塗装であれば表面をコーティングするだけなので元々の風合いが残せます。
※ 逆に塗りつぶして隠せないので、元々のタイルの汚れや傷もそのまま見えてしまいます。
そのため、新品同然によみがえるのではなく、今の状況がそのまま残る、と思っていただいた方が近いかもしれません。
A様邸でも今のタイル風の風合いをそのまま活かしたいということで、クリヤー塗装をすることになりました。
今回は親方の希望で「エアレス塗装」を行いました。
エアレス塗装は圧力をかけて細かくなった塗料をスプレーガンで吹き付ける塗装です。
ローラー塗装では壁面の凹凸に影響を受けますが、エアレス塗装は凹凸に関係なく均一に塗装できるので下地の立体感を損なうことなく塗装できるメリットがあります。
A様邸の多彩なタイル風サイディングを立体感ある仕上がりにする事ができました。
※弊社はローラーがメインの手塗り塗装で、スプレーガンを使った塗装は雨戸の塗装など一部に限っています。
また、親方が塗装場所等の状況を見ながら最適な塗装方法を使い分けています。
施工前(外壁・屋根のチェック)
塀は汚れやコケがついているところもありました。
サイディングのシールに細かなひび割れが入っていて、中が見え始めています。
屋根のすぐ真下に横一直線にヒビが入っています。
工事開始
外壁塗装工事
外壁のタイル部分を水圧できれいに洗浄していきます。
外壁と一緒に玄関ドア等も洗い流しています。洗剤を使っていないので、ドアや窓にかかっても安心です。
外壁の下塗りが始まりました。下塗り材は塗料の密着を良くする効果があります。
タイル壁はクリア塗装をしました。クリアの下塗り材は黄ばむことがあるため、下塗り材は使わず中塗りと上塗りだけで仕上げます。
今回のクリア塗装はローラーではなく、スプレーガンで均一に拭き上げました。
サイディングの壁の部分はトップコートの1回目として中塗りを行いました。塗料がついて困る場所はシートで覆って養生しています。
サイディングの外壁の2回目です。艶のある塗料なので、2回塗り重ねることでより光沢が出て綺麗にできあがります。
サイディング壁の塗装が完了しました。
サイディング部分の外壁はクリーンマイルドシリコンで塗装しました。
その他塗装工事
広範囲を均一に塗装できるエアガンを利用して雨戸を塗装しました。
工事が完成しました!
軒裏と外壁の様子
気になっていたヒビも補修して塗装しているのではっきりわからなくなりました。
工程の詳細はこちら 「ただ今塗替え中!」
A様から頂いた工事の感想「お客様の声」はこちら
完成記念写真を撮らせて頂きました。 A様ありがとうございました!
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施工事例データ
塗歴・時期・工期 | 塗装履歴:初めての外壁塗装 |
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日程:2019年/平成31年/令和元年 10月16日~11月9日 |
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工期:21日間以上 (休工日含む) |
築年数・構造・外壁種類 | 築年数:20年以上 |
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構造:木造/サイディング/2階建て | |
外壁の種類:窯業系サイディング(単色仕上げ) 外壁の種類:窯業系サイディング(多彩色・クリヤー仕上げ) |
足場・外壁・屋根・予算 | 足場:281㎡~300㎡ |
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外壁:161㎡~180㎡ | |
予算:150万円~200万円 |
外壁塗料・屋根塗料・色 | 外壁塗料:SK化研/クリーンマイルドシリコン 外壁塗料:SK化研/クリーンSDトップ(クリヤー:3分艶) 塗装色:52-60L |
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細部塗装:SK化研/クリーンマイルドシリコン 塗装箇所:雨どい・破風板・ヒサシ・基礎水切等 |
その他工事 | サイディングシール交換工事(コーキング交換) |
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