2階のリビング&吹き抜けでの暑さ対策に遮熱塗料を使いたい|世田谷区M様邸

世田谷区 M様邸外壁・屋根塗装事例
(2020年04月03日 完工)

ビフォー

アフター

【ビフォー】屋根ビフォー

【アフター】屋根アフター

工事のきっかけ・お客様とのエピソード

引っ越したいくらい暑いので遮熱塗料を使いたい。


お電話で見積り依頼をいただいたM様宅にお伺いすると、建物の裏手に何もなくちょうど1階分くらい下がった位置にテニスコートがあるとのことでした。

このテニスコートに面した東側は建物がないので開放感があり、しかもテニスコートが低い位置にあるのでもちろんテニス中の方と視線が合うこともありません。

この遮るものがない立地の良さを生かして、M様邸は2階にリビングとダイニングがあり、吹き抜けで天井が高く作られていました。

このため、M様の一番の悩みが、「日当たりが良すぎて、引っ越したいくらい暑い!」ということでした。

遮熱塗料が最も効果的なのは屋根の塗装です。


吹き抜けがあると部屋全体の容積が増えるのでその分エアコンのパワーが必要になりますし、屋根裏がないと屋根の熱が遮られずにそのまま室内に伝わります。

例えば、町工場などには熱が伝わりやすい金属屋根で屋根裏がない状態が多く、夏場は太陽光で屋根がガンガン熱せられて、サウナの蒸し風呂状態になることがよくあります。

ここに遮熱塗料を塗ることで、屋根からの熱をシャットアウトできて、確実に室温が下がります。

※一番効果が高いのがガルバリウム鋼板等の金属屋根、スレート瓦は金属屋根ほどではありませんが効果があります。

その効果を狙って、屋根には遮熱塗料を塗ることになりました。

外壁の遮熱対応は塗装ではなくて「窓」


屋根と同じように「外壁も遮熱塗料にしたい」とよく言われるのですが、外壁は塗料・モルタルやサイディングやタイル・壁材・断熱材・壁紙と何層にもなっていて、壁の熱が室内を暖めることはあまりありません。

それよりもガラスで区切られる「窓」が一番熱を伝えやすく、室内に入る熱の70%が窓からだと言われるほどです。

M様は吹き抜けのリビングに設けられた窓の対策として、全てシャッターを付けて、夏場はシャッターを閉めて断熱したいと考えられていました。

1階であればシャッターを付けるのは時間も手間もさほどかかりませんが、2階や吹き抜けの上の窓にシャッターをつけるとなるとハシゴや脚立では作業できません。

必ず、足場が必要になります。

足場を組むにはそれなりに費用がかかりますから、今回の塗装工事に合わせてシャッターの取付工事をすることで、足場を組む回数を減らして、工事費用を節約することになりました。

施工前(外壁・屋根のチェック)

お隣がテニスコートです。高圧洗浄等の対策が必要になります。お隣がテニスコートです。高圧洗浄等の対策が必要になります。
ベランダの立ち上がり部分が特に汚れていました。ベランダの立ち上がり部分が特に汚れていました。
換気口からの汚れが直線的についていた他、あちこちが黒く汚れています。換気口からの汚れが直線的についていた他、あちこちが黒く汚れています。
塗装がはがれて下地が見えている場所もありました。塗装がはがれて下地が見えている場所もありました。
目隠しのウッドフェンス。こちらは防腐剤入りの塗料で劣化を抑えます。目隠しのウッドフェンス。こちらは防腐剤入りの塗料で劣化を抑えます。

工事開始

外壁塗装工事

外壁の高圧洗浄の様子です。雨樋の汚れの落ち具合で、汚れ落ちがよく分かります。外壁の高圧洗浄の様子です。雨樋の汚れの落ち具合で、汚れ落ちがよく分かります。
こちらも外壁の高圧洗浄の様子。窓まわりも綺麗になります。こちらも外壁の高圧洗浄の様子。窓まわりも綺麗になります。
外壁の下塗りが始まりました。下塗り材ははこの後に塗るトップコートの密着性を高める効果があります。外壁の下塗りが始まりました。下塗り材ははこの後に塗るトップコートの密着性を高める効果があります。
こちらはベランダの内壁の下塗り。床が汚れないようにシートで養生をして作業しています。こちらはベランダの内壁の下塗り。床が汚れないようにシートで養生をして作業しています。
外壁の中塗りです。窓やシャッターボックスをしっかりと養生して作業しています。外壁の中塗りです。窓やシャッターボックスをしっかりと養生して作業しています。
外壁の中塗りが完成しました。外壁の中塗りが完成しました。
こちらはベランダの内壁部分の上塗りです。こちらはベランダの内壁部分の上塗りです。
雨樋やエアコンの配管・換気カバーと細かい部分が多い場所もしっかりと養生をして塗装しています。雨樋やエアコンの配管・換気カバーと細かい部分が多い場所もしっかりと養生をして塗装しています。
塗料(アートフレッシュ T-1034)塗料(アートフレッシュ T-1034)

屋根塗装工事

屋根の高圧洗浄の様子です。汚れがどんどん落ちていきます。屋根の高圧洗浄の様子です。汚れがどんどん落ちていきます。
こちらは雨樋の様子。大きめのゴミは手で取り除き、しっかりと洗い流すことで詰まりも解消されます。こちらは雨樋の様子。大きめのゴミは手で取り除き、しっかりと洗い流すことで詰まりも解消されます。
屋根の下塗りが始まりました。この段階でひび割れ等の状態を丁寧にチェックしていきます。屋根の下塗りが始まりました。この段階でひび割れ等の状態を丁寧にチェックしていきます。
屋根の中塗りの様子です。屋根の中塗りの様子です。
こちらも中塗りの様子。一部、瓦の欠けがありましたが、下地に問題はないのでそのまま塗装します。こちらも中塗りの様子。一部、瓦の欠けがありましたが、下地に問題はないのでそのまま塗装します。
こちらはひび割れの様子。完全に割れていると取り除くことになりますが、今回はひび割れなのでコーキングで埋めて補強します。こちらはひび割れの様子。完全に割れていると取り除くことになりますが、今回はひび割れなのでコーキングで埋めて補強します。
金属製の雪止めも塗装しています。これにより屋根と雪止めの色が馴染むので、屋根の上で雪止めがキラキラと目立つことがなくなります。金属製の雪止めも塗装しています。これにより屋根と雪止めの色が馴染むので、屋根の上で雪止めがキラキラと目立つことがなくなります。
屋根の上塗りが無事完成しました。屋根の上塗りが無事完成しました。
今回の屋根の塗料は遮熱効果のあるクールタイトシリコン(塗装色 CLR-106 グレー)を使用しました。今回の屋根の塗料は遮熱効果のあるクールタイトシリコン(塗装色 CLR-106 グレー)を使用しました。

その他塗装工事

塀の塗装です。壁につる性の植物がはっていた後を、まずガスバーナーで焼いて完全に根が残らないようにします。塀の塗装です。壁につる性の植物がはっていた後を、まずガスバーナーで焼いて完全に根が残らないようにします。
つるの後を綺麗に削り落として、表面を整えます。つるの後を綺麗に削り落として、表面を整えます。
こちらは花壇近くの塀の様子。花壇のある塀も同様にきれいになりました。こちらは花壇近くの塀の様子。花壇のある塀も同様にきれいになりました。
お隣から侵入してくるつる性の植物を取って、ウッドフェンスの表面を焼いています。お隣から侵入してくるつる性の植物を取って、ウッドフェンスの表面を焼いています。
こちらも根が張って凸凹になった表面をヤスリがけをして整えます。こちらも根が張って凸凹になった表面をヤスリがけをして整えます。
防腐剤の入った木材保護塗料のキシラデコールを丁寧に塗っていきます。防腐剤の入った木材保護塗料のキシラデコールを丁寧に塗っていきます。

工事が完成しました!

ウッドフェスが綺麗にできあがりました。ウッドフェスが綺麗にできあがりました。
塀部分は要所に合わせて塗装しています。塀部分は要所に合わせて塗装しています。

工程の詳細はこちら 「ただ今塗替え中!」

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施工事例データ

塗歴・時期・工期 塗装履歴:初めての外壁塗装
日程:2020年/令和2年
3月2日~4月3日
工期:21日間以上
(休工日含む)
築年数・構造・外壁種類 築年数:12年~13年
構造:木造/モルタル/3階建て
外壁の種類:ジョリパット+吹き付けタイル
足場・外壁・屋根・予算 足場:301㎡以上
外壁:261㎡~280㎡
屋根:61㎡~80㎡
予算:150万円~200万円
外壁塗料・屋根塗料・色 外壁塗料:SK化研/アートフレッシュ
塗装色:1034
屋根塗料:SK化研/クールタイトSi
塗装色:CLR-106(グレー)
細部塗装:SK化研/クリーンマイルドシリコン
塗装箇所:雨どい・破風板・基礎水切・シャッターBOX等
その他工事 エクステリア・外構工事